「貯金好き」と知られる日本人だが、若い世代にある異変が起きている。今年スタートした「新しい投資」。利用者の4割以上が若い層だという理由に迫る! 昭和20年、「戦後ニ於ケル国民貯蓄増強方策」が制定されたことで、政府が国民に対して貯蓄を奨励。以後、国民の間には「貯金すること」を「美徳」とする感覚が根づき、日本人は世界的に見ても「貯金好きな国民」と言われるようになった。また、1990年代の“バブルの崩壊”によって、お金を貯めることの大切さを実感したことも、「貯金好き」と言われることと無関係ではないだろう。 では、日本人は実際にどのぐらいの割合で貯金しているのだろうか。 2015年末のデータをもとに金融庁が作成した、「各国の家計金融資産構成比」(下記参照)によると、日本人は資産の52%を現金と預金で保有しているのに対し、米国が14%、イギリスが24%とその差は歴然。「貯金大国」と日本が呼ばれる所以