不当な雇い止めから3年半。大手化粧品メーカー資生堂を相手に直接雇用を求める女性労働者たちが、生活や活動など多くの困難を乗り越え、たたかってきました。争議の勝利解決を必ず勝ち取ろうと、運動を広げています。(行沢寛史) 「解雇撤回にご協力ください」―。昨年12月下旬、全労連の宣伝で、東京・銀座に元気な声がひびきました。全労連・全国一般神奈川地本アンフィニ分会の池田和代さん、露木美香さんらの呼びかけに、ビラを受け取る女性たち。ピンクの横断幕に目をむけて、「資生堂がこんなことしているの?」「あんなにもうけているのに?」などと語りながら、「私も非正規雇用で、いつ切られるか不安です。がんばってください」と、激励も寄せられました。 池田さん、露木さんらが解雇されたのは2009年5月。資生堂が鎌倉工場(神奈川県鎌倉市)で化粧品製造を請け負っていた派遣会社アンフィニに減産を通告。アンフィニは池田さんら女性労