社会人MBA-技術者編:MBA技術者の視点 技術と経営の橋渡し: MBA技術者の視点から研究開発、品質管理、シックスシグマ、データマイニングを探求します。 ビジョナリ~シリーズも、とうとうテーマが「衰退」である。 次元は異なるが、そもそも、成功確率が低い業務である開発現場では、よく言われることがある。それは―。 成功には理由がない時もあるが(運がよかったなど)、失敗には必ず理由がある。 失敗から何かを拾っていかなければ次へ進みにくい職場ならではの意見である。 大よそ、儲かった企業に焦点をあて、当該企業での取り組みを(なんでもかんでも)成功要因として挙げるより、衰退した企業のそれの方が説得力がある(と思うのだが・・・)。 ジェームズ・C・コリンズは『ビジョナリー・カンパニー3』で、衰退についての段階を次のように著している。 ○成功から生まれる傲慢 ○規律なき拡大路線 ○リスクと問題の否認 ○