「新型試験車両『ALFA―X』公開」の動画はこちら公開された東北・北海道新幹線の新型試験車両「ALFA-X」の1号車(9日午前、宮城県利府町の新幹線総合車両センターで)=鈴木毅彦撮影次世代新幹線の試験車両「ALFA-X」の運転席(9日午前10時11分、宮城県利府町の新幹線総合車両センターで)=鈴木毅彦撮影 JR東日本は9日、宮城県利府町の新幹線総合車両センターで、東北・北海道新幹線の新型試験車両「ALFA―X(アルファエックス)」の編成全体を報道陣に初めて公開した。10日夜から試験走行を始める。 ALFA―Xは10両編成(全長約250メートル)。1~6号車、7~10号車はそれぞれ別の企業が製造し、昨年末に1号車、今年2月に10号車が公開された。全車両の披露は初めて。銀色の車体に走る緑色の2本のラインが所々で「X」に交差するデザインだ。 JR東は北海道新幹線が札幌まで延伸する予定の2030年
国土交通省は、真夏に開催される2020年東京五輪・パラリンピックの期間中、道路への打ち水など伝統的な「暑さ対策」を行う。 17日にマラソン元五輪代表の瀬古利彦氏らによる有識者会議の初会合を開き、「道路のおもてなし」の具体策の検討を始める。 東京五輪・パラリンピックは20年7月下旬から9月上旬に開催される。道路を利用する競技は、マラソンや競歩、自転車競技などがあり、選手や観客の熱中症予防策が重要となる。 有識者会議は、打ち水のほか、浴衣、よしずの活用など日本ならではの対策を盛り込み、観光PRにも生かしたい考えだ。外国人観光客に快適に過ごしてもらうため、路上でオープンカフェを開きやすいよう規制を緩和することや、案内標識のデザインの見直しなども検討する。さらに、赤外線を反射する遮熱材を路面に施して温度を上がりにくくする舗装技術などの効果を検証する。
長野県佐久穂町のケーブルテレビ会社「佐久高原ケーブルビジョン」が放送を停止したことが16日、わかった。 NHKや民放が見られない状態となっており、同町や総務省が放送を再開するよう要請している。 町によると、15日午後4時前頃から「テレビが映らない」などの問い合わせが相次ぎ、放送停止が判明した。同社は、約3年前から事業を停止する意向を町関係者に伝えていた。昨年10月には、デジタル対応に経費がかさむなどとして「12月で放送を停止する」としていたが、町が事業継続を要請していたという。 登記簿によると、同社は1988年設立。合併前の旧佐久町エリアで事業を展開していた。数年前までは自主制作の番組も放送していたが、現在は既存の放送局の番組放送が主たる業務だった。町によると、3年前の契約世帯は約1000世帯あったが、現在は不明という。 放送停止について、視聴者への周知はしていなかったとみられ、総務省地域
兵庫県姫路市のJR姫路駅近くで行われていた市有地の整備事業が、思わぬ形で中止となった。 半世紀前の高層ビルの基礎工事で打ち込んだ杭(くい)が変形し、容易に抜けなくなったためだ。「駅チカ」の一等地だが、このままではビルなどを建てるのは困難で、市は跡地利用に苦慮している。 1966年完成の高尾ビル(10階建て)で、3、4階部分が、70年代まで姫路市内を走っていた「姫路モノレール」の大将軍駅として利用。モノレールの運休(74年)、廃止(79年)を経て、賃貸住宅などとしても使われたが、老朽化のため、市が2016年度から5億円近くかけて解体工事を行っていた。 ビルを撤去後、地中に埋まっている基礎部分のH形鋼の杭(長さ約16メートル)を抜こうとした際、機械が破損。杭を振動させて引き抜く特別の工法で抜いたところ、先端部分が変形していたことが判明した。H形鋼は約200本残っており、市は「振動を伴う工法を使
来年3月までに結論を出す。それぞれ東芝を代表する事業だったが、近年は海外勢との競争に苦戦し、縮小していた。 パソコンは現在、中国の工場で生産し、国内では「ダイナブック」として販売している。「レグザ」で知られるテレビは生産からほぼ撤退しており、東芝ブランドのライセンス使用料を得ている。 パソコンはスマートフォンの普及などで販売が伸び悩んでいる。この日発表した2017年9月中間連結決算では、本業のもうけを示す営業利益が37億円の赤字だった。テレビも47億円の赤字になっている。 東芝は米原子力発電事業の巨額損失で負債が資産を上回る債務超過に陥っており、経営改善策の一環として、赤字の両事業の撤退を検討することにした。
旧国鉄時代からJR大阪環状線の象徴として、角張ったオレンジ色の車体で親しまれた通勤用車両「103系」が、10月で同線から姿を消すことになった。 老朽化に伴う車両更新のためで、ファンからは引退を惜しむ声が上がりそうだ。 103系は、先頭車両の正面に平面ガラス3枚を使った簡素なデザインが特徴で、駅間が短い都市部の通勤用電車として開発された。東京・山手線で1963年、大阪環状線では69年に導入され、車体に使われたオレンジ色は環状線のシンボルカラーにもなった。同一車両としては国内最多の約3500両が製造され、全国の主要路線で利用が進んだ。 ところが20~30年とされる車両の更新時期に合わせ、山手線では88年、首都圏全体でも2006年までに全てが引退。JR西は補修を重ねて使用を続けたが振動や消費電力が大きく、16年度から、7編成(56両)あった車両について、出入り口付近のスペースが広く、バリアフリー
毎年1回以上行う方針で、働き方改革の旗振り役として長時間労働の是正に取り組む姿勢をアピールする。 最初の一斉消灯は7月28日の予定で、同じ庁舎(中央合同庁舎第5号館)に入る環境省の協力を得て実施する。消灯後はオフィスを施錠し、原則として業務ができないようにする。 厚労省は、職員1人あたりの国会答弁数、質問主意書件数はいずれも主要省庁の中でトップクラスとされる。業務量が多く労働時間が長いことから、霞が関では「強制労働省」とやゆされており、まずは一斉消灯への取り組みで汚名返上を目指す。 厚労省ではこのほか、会社以外の場所で働く「テレワーク」やフレックスタイム(時差勤務)などの利用を後押しする「柔軟な働き方支援員」を人事課に配置し、労働時間の短縮を目指す。
和歌山電鉄は先月31日、和歌山県特産の梅をテーマにした特別電車(2両編成)のデザインを発表した。 工業デザイナー・水戸岡鋭治さん(68)が担当、水戸岡さんの代表作でJR九州の豪華観光寝台列車「ななつ星in九州」に“対抗”して、「うめ星」と名付けた。来年5月頃の運行開始を目指す。 外観は、梅干しをイメージした赤色を基調に、「UMEBOSHI DENSHA」「うめ☆」などと金色で文字が入り高級感を演出。内装は、天井や床、手すりなどに木材をふんだんに使い、梅の花柄のシートにするなど和風のデザインになっている。 南海電鉄から引き継いだ貴志川線が来年、運行開始から100周年を迎えるのに合わせて和歌山電鉄が企画、「たま電車」も手がけた水戸岡さんにデザインを依頼した。 車両の改修に4000万円かかり、同電鉄では一口1000円で寄付をしてくれるサポーターを募集。デザイン発表に立ち会った水戸岡さんは「予算は
漫画「8(エイト)マン」の原作や大河小説「幻魔大戦」シリーズなどで知られるSF作家、平井和正(ひらい・かずまさ)さんが17日午後8時5分、急性心不全のため神奈川県鎌倉市内の病院で死去した。 76歳。告別式は親族のみで行う。喪主は長男、新(あらた)氏。 神奈川県生まれ。中央大在学中に作家デビュー。1963年、漫画「8マン」の原作を担当。テレビアニメ版の脚本も手がけ、「鉄腕アトム」と人気を二分した。その後、「ウルフガイ」シリーズ、石●森章太郎との共作漫画を元にした「幻魔大戦」シリーズなど、SFアクション小説を執筆しベストセラーに。「幻魔大戦」は83年にアニメ映画化され、「ハルマゲドン」(最終戦争)という言葉をはやらせた。(●は小さなカタカナの「ノ」)
しゃぶしゃぶチェーンの木曽路は14日、一部の店舗で「松阪牛」「佐賀牛」として提供したしゃぶしゃぶや、すき焼きの肉が、実際は松阪牛や佐賀牛より単価の安い和牛だったと発表した。 木曽路のしゃぶしゃぶコース料理は「松阪牛」(7000円)、「和牛特選霜降り肉」(5500円)、「和牛霜降り肉」(4800円)の3種類あるが、「和牛特選」の牛肉を「松阪牛」として偽って提供していた。 不正が判明したのは、北新地店(大阪市北区)、神戸ハーバーランド店(神戸市中央区)、刈谷店(愛知県刈谷市)の3店舗で、少なくとも2012年4月からの合計で7171食に上る。同社の社内調査に対し、3店舗の責任者は「店の利益を増やすためにやった」と話しているという。
トンネル内で線路がX字状に平面交差しているため、ダイヤ混乱の原因となっていた東京メトロ副都心線と有楽町線の「難所」を解消する工事が、まもなく最終盤を迎える。 都心と埼玉方面を結ぶ西武、東武両線に乗り入れる混雑路線。解消を求める声は根強かったが、地中で線路を立体交差化するという難工事だけに工期は約6年、総工費は200億円に達し、来年度中にようやく終了する。 ◆ラッシュの悪循環 「朝夕の通勤ラッシュで電車がよく止まる。待ち合わせに遅刻する時の言い訳に使えるぐらいここの『平面交差』は有名ですよ」。通勤で副都心線を利用する東京都練馬区の会社員男性(28)は苦笑いする。 副都心線と有楽町線の平面交差は、衝突防止のため信号機が備わっており、運行本数が多いラッシュ時には「通過待ち」が多発。後続の電車にも遅れが影響する悪循環となり、利用者の間でも評判が悪かった。 そこで、東京メトロは既存のトンネルとは別に
JR東日本新潟支社は、4月から始まる大型観光企画「新潟デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、信越線高田(上越市)から長岡を経由して飯山線十日町(十日町市)まで11駅に停車、周遊する観光列車を運行する。5月から土日や祝日を中心に1日1往復運行する予定という。 観光列車の名称は「越乃Shu*Kura(こしのしゅくら)」。定員70人、3両編成の快速列車で、全席指定席となる。 5、6月は、往路が午前9時23分に高田駅を出発し、直江津、柏崎、宮内、長岡駅を通って午後0時10分に十日町駅に到着。復路では、午後2時48分に十日町駅を出て同6時13分に高田駅に到着するダイヤを組む。 復路では日本海に最も近い駅といわれている青海川駅(柏崎市)に27分間停車し、1号車に設けられた展望ペアシートなどから景色を楽しむことができる。2号車には、酒だるをモデルとしたスタンディングテーブルなどが設置され、イ
中国検索最大手「百度(バイドゥ)」製の日本語入力ソフトについて、使用するとパソコンに入力した全ての文字情報が同社のサーバーに送信されることが分かり、内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)や文部科学省は、中央省庁や大学、研究機関など約140機関に使用停止を呼びかけた。 読売新聞の調査では外務省のほか、東京大など少なくとも12大学の一部パソコンで導入されていることが判明。NISCは「重要情報漏えいの可能性は否定できない」としている。 問題となっているソフトは「バイドゥIME」。2009年に公開された無料ソフトで、昨年1月のバイドゥ社日本法人の発表によると日本国内で約200万人が利用している。 今月中旬、IT企業の調査で、初期設定のまま使用すると、パソコン上で打ち込んだメールや検索の単語、文書編集ソフトで作成した文書など、全ての文字列が自動的に同社のサーバーに送信されていることが判明。各パ
東大など3大学で、ファクスやスキャナーなどの複合機で読み取った学生ら延べ264人の個人情報がインターネット上で誰でも閲覧できる状態になっていたことが6日、読売新聞の調査で分かった。 現在販売されている複合機の大半はネットに接続され、初期設定のままだと情報が外部から閲覧できる状態となるが、大学側は「知らなかった」と説明している。専門家は「メーカーは利用者に十分な説明をすべきだ」と指摘している。 情報が公開状態になっていたのは、リコー(東京)、富士ゼロックス(同)、シャープ(大阪)の複合機を使っている東京大医科学研究所や東北大、琉球大の3国立大。 東大医科研では、付属病院の看護師が、血友病の看護に関して答えたアンケート内容や、研修の受講者名のほか、研究員が非常勤講師として採点した東邦大の学生の試験結果など約120人分の個人情報が見られる状態になっていた。 東北大の場合、約20人が所属する研究室
千葉モノレールが、アニメのイラストをラッピングした特別車両内で、ファンに他の乗客へ迷惑をかけないよう異例の呼びかけを行っている。 アニメキャラクターによる車内アナウンスを録音していた乗客が他の乗客に暴言を吐いたことを受けた措置で、同社は「共有空間でのマナーを守り、全員が気持ちよく乗れるようにしてほしい」としている。 特別車両は、千葉市を舞台にした人気アニメ「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」のイラストを車体にラッピングした「俺の妹。号」1編成(2両)。3月30日に運行を開始した。 車内の手すりや広告にもキャラクターが登場。6月8日からは昼間の車内アナウンスをキャラクターの声優が担当し、「まもなく終点・千葉みなと、千葉みなとよ」などと駅名だけでなく「みなさんもモノレールの旅を楽しんでいただけたならうれしいです」と様々なアナウンスをしている。 同社によると、同車両の運行開始以降、1か月あたり
みずほフィナンシャルグループ(FG)の佐藤康博社長は25日、都内で開いた株主総会で、今週末に行うシステム統合に関し、「過去に起こしたシステム障害について非常に重い責任を負っている。今後二度と(トラブルを)起こさない決意で迎える」と述べた。 みずほFGは、傘下のみずほ銀行とみずほコーポレート銀行が7月1日に合併するのを前に、今月29日午前0時から7月1日午前8時まで、現金自動預け払い機(ATM)を含むすべてのオンラインサービスを一時休止して、システム統合を実施する。 みずほは、第一勧業、日本興業、富士の旧3行を現在の2行体制へと移行した2002年4月と、東日本大震災後の11年3月の計2回にわたり、大規模なシステム障害を起こした。
福岡県筑紫野市の県立筑紫高(友野晃校長)は卒業式を前にした28日、クラス全員で1年間の皆勤を達成した3年5組に特別皆勤賞を贈った。 同校のクラス皆勤は7年ぶりという。 5組は男子ばかり36人の理系クラスで、昨年4月、担任の中村健教諭(46)が「全員で無欠席を目指そう」と呼びかけたのをきっかけに挑戦。高熱やけがで欠席しそうになった生徒もいたが励まし合い、対外試合や受験などの公欠を除いて全員が1日も欠かさず登校したという。 全校生徒の前で友野校長から表彰状を贈られ、学級委員長の吉丸和志さん(18)は「男子ばかりなので、『絶対に休むな』と言いやすかった」と話し、弓削匠さん(18)は「男子クラスの結束力の成果」と胸を張った。 中村教諭は「何度もピンチに見舞われたが、生徒たちの頑張りに尽きる。頭が下がる思い」とたたえた。 また同日、太宰府市の県立太宰府高(小柳和孝校長)でも卒業式前の表彰式があり、小
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