置き去りの日本 金融機関や企業が動けば、当然、各国政府も動く。今回のサミットでは、2050年までにCO2排出量をゼロにすることを自主的に宣言した企業は65ヶ国にのぼる。 その中には、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スイス、ベルギー、スペイン等の主要国の名前もあり、EUとしても宣言。さらに、カリフォルニア州、ニューヨーク州、ハワイの米3州も同様に州政府として自主コミットした。 日本では、東京都と横浜市のみが宣言に加わった。 同時に70ヶ国は、パリ協定で表明した各国の削減目標を2020年までに自主的に引き上げると宣言。そこにも、イギリス、フランス、ドイツ、オランダ、スペイン、スイス、メキシコ等の国名がある。 日本政府としては、2050年までのCO2ゼロにも、2020年までの削減目標引き上げにも参加してない。 環境対策を進めれば、経済やわたしたちの生活が犠牲になると言われていた時代は、世界