写真=NTTドコモ公式サイト 先月、ドコモの新商品発表会で掲げられた「ツートップ」宣言(関連記事)。つまるところ世界市場で勝負をしているソニーとサムスンの高級機を拡販する戦略だが、国内市場はむしろ一般人向けの普及機を求めているのではないかと思えてしまう。 2012年、国内で売れたスマートフォンは、1位がアップル(1066万台)、2位が富士通(387万台)、3位がソニーモバイル(363万台)の順番だった(MM総研調べ)。 富士通が健闘したのは、初心者向けから上級者向け、女性向けから高齢者向けまで、とにかく種類を増やしたため。いわば全方位戦略をとったことがシェア獲得につながった。特に好調だったのは、使いやすさを売りにした、シニアねらいの「らくらくスマホ」だ。 その動きに競合も刺激され、今春、ソフトバンクはシャープ製の「シンプルスマホ」、KDDIは京セラ製の「URBANO(アルバーノ)」をそれぞ
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