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ブックマーク / www1.odn.ne.jp (48)

  • 中野麻美『労働ダンピング』

    中野麻美『労働ダンピング』 “男性正社員が女性非正規を搾取している” 男性正社員は、既得権益のうえにあぐらをかき、そのしわ寄せを女性などの非正規労働者はうけている――というタイプの主張をかなり見かけるようになった。派遣や請負など非正規の深刻な実態が明らかになるにつれて、その攻撃の矛先を「男性正社員」にむけるのだ。 たとえば、城繁幸『若者はなぜ3年で辞めるのか?』(光文社新書)などもこうした論調に巻き込まれているし、ぼくがこのサイトで扱った「良心的」な、たとえば丸山俊『フリーター亡国論』(ダイヤモンド社)なども解決策はこうした結論に傾斜している。 ドラマ「ハケンの品格」でさえこの影響を受けている、といっていい。 その元ネタの一つとして、NHKスペシャル「ワーキングプアII」に最も新自由主義的な学者として登場する八代尚宏(国際基督教大学教授)の『雇用改革の時代』(中公新書、1999年)をあげ

  • 書評  門倉貴史『ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る』---紙屋研究所

    門倉貴史『ワーキングプア いくら働いても報われない時代が来る』 ※NHKスペシャル「ワーキングプア」の感想はここ ※NHKスペシャル「ワーキングプアII」の感想はここ ワーキングプア問題のハンドブックともいうべきで、一言でいって関連する統計、論点、対策方向をかなりうまくまとめた便利な書籍である。この問題を論じようと思ったらぜひとも手元においておきたい。 著者は大企業系シンクタンクの出身で、「サービス残業をなくし代わりに人を雇えば160万人の新雇用が可能」という研究で知られる門倉だ(一部サヨにはねw)。 統計的ハンドブックというでなく、合間に挿入されているワーキングプアの人々のルポも貴重だ。NHKスペシャルでは自己責任という非難をひきおこさないようにケースをかなり選んだ形跡が見受けられたが、書でとりあげられているケースは、ある意味で「平均的」。よくも悪くも「気楽さ」やその前の「イイ目」も

  • わかっても相対論

    わかっても相対論(V2.2) サイトをリニューアルいたしました 5秒後に新サイトに移動します Copyright (C) Cimarosa 2005-2015 All Rights Reserved. 投稿はこちらへ このページへのリンクは確認不要です。

  • NHKスペシャル「ワーキングプアII 努力すれば抜け出せますか」の感想

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  • 椎名軽穂『CRAZY FOR YOU』『君に届け』

  • 竹内一郎『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』のサントリー学芸賞受賞にあたっての雑感 - 紙屋研究所

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  • ODN:サービス終了のお知らせ

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  • 短評2006年下半期

    03年短評 04年上半期 04年下半期 05年上半期 05年下半期 06年上半期 メニューへもどる SABE『世界の孫』1 孫顔の女子中学生の話。「孫」。「そん」ではなく「まご」。「まご」だから、どんなわがままをしても許してしまいそうだ。それが「世界の」とつけばもう最強、というわけだ。いかなる傍若無人なふるまいも、心を癒してしまうのである。 作者がテレビとかで「世界の孫正義」のテロップを見ていたら、「『まご』って読んだらおかしくね?」とか思いついて始めた。というのは嘘だが、タイトルと設定から逆算して着想のプロセスを考えてみたのだが、いかがでしょうか。 つーわけだが、どうも年のせいか、このノリについていけない。引っ掛かる前に暴走しまくり。ぼくの場合、クスリともできなかった。 (講談社アフタヌーンKC/1巻/2006.12.22記) 『このマンガがすごい! 2007』オンナ版/オトコ版 去年に

  • 三田紀房『ドラゴン桜』13~14巻

    三田紀房『ドラゴン桜』13~14巻 ※それ以前の『ドラゴン桜』の感想はこちら 「東大生の親はみんな金持ち」――この「世間では常識とされてるある情報の解釈が正しいか検証」するという宿題を国語教師・芥山は出す。「これを調べて自分なりの結論を明日発表してもらいます」と芥山は言い残す。 『ドラゴン桜』は、偏差値が非常に低い高校を、超進学校に改造するため、手始めに、勉強がまったくダメダメだった男女各一人を初年度に東大に進学させるプロジェクトを描いた漫画である。 しかし、ここでずいぶんひどいごまかしがおこなわれている。 このごまかしについては、13巻を読んだ時点ではぼくは「まあしょうがないか」と思っていたが、14巻でになって許容しがたいものになったので、ちょっとそのごまかしについて書いておこうと思う。 まず、この「東大生の親はみんな金持ち」という命題なのだが、常識的に考えて、みんな金持ちなわけがない。

  • NHKスペシャル「ワーキングプア 働いても働いても豊かになれない」:

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  • 野宿者襲撃論(前半)

    2000年4月1日から仮に「文書」として Ⅰ―▼1990年10月2日「暴動」 ▼1990年秋「反差別共同闘争」 Ⅱ―▼「2000年12月31日~2001年1月1日」 Ⅲ―▼「2001年2月7日 フリーターは野宿生活化する?」▼「2001年3月6日 フリーターに未来はない?」 Ⅳ―▼「野宿者襲撃論」 という構成で書いてきた文章は、最終的に2つの「フリーター論」と「〈野宿者襲撃〉論」にまとまった。 「〈野宿者襲撃〉論」の「前篇・後書き」で書いたように、ぼくは1986年から釜ヶ崎で日雇労働運動と野宿者支援運動に関わってきて、襲撃の話を日常的に見聞きしていることもあって、この問題に長く関心を持っていた。この文章は、これまで考えていたことをまとめたものである。 「〈野宿者襲撃〉論」は、ぼくが長く考えてきた事の一つの面をすべて投入した内容になっているのかもしれない。そして、2つの「フリーター論」と「野

  • ししゃ科も会 - 21世紀は哲学、科学、技術三位一体の同時革命へ

    『 ししゃ科も便08−10−15 』 「ししゃ科も研究所」代表 高尾征治 「ししゃ科も」とは、「自然観と社会観を科学的に模索する」の自(し)社(しゃ)科(か)模(も)の略称。「ししゃも」のお腹のようにわが身をオリジナルな知的情報で満たそうという想いが込められています。 巻頭写真 武当羅漢気功 小林哲博さん 提供   那智  青岸渡寺宿坊 尊勝院でのホロトロピックネットワーク主催の中先生ご夫婦による武当羅漢気功の集いだった。 中先生の気功は人柄が伴った厳しくも温かい内容だった。  不思議でない不思議現象も数々現われた  那智第二瀧に行った帰りだった 世界遺産に指定された神域は  親切な道案内もなく 道も自己管理のもとで判断しながら歩かなければならなかった  メンバーのご婦人の姿が道端の岩と一緒に消えてしまった  落ちた と叫ぶ声  ふと振り返ったが姿は無い  45度以上の急勾配の岩がら場を5

  • 村井実訳『アメリカ教育使節団報告書』 宗像誠也編『教育基本法』

    第十条(教育行政) 教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負つて行われるべきものである。 2 教育行政は、この自覚のもとに、教育の目的を遂行するに必要な諸条件の整備確立を目標として行われなければならない。 (教育行政) 第十六条 教育は、不当な支配に服することなく、この法律及び他の法律の定めるところにより行われるべきものであり、教育行政は、国と地方公共団体との適切な役割分担及び相互の協力の下、公正かつ適正に行われなければならない。 (2~4は略) (教育振興基計画) 第十七条 政府は、教育の振興に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、教育の振興に関する施策についての基的な方針及び講ずべき施策その他必要な事項について、基的な計画を定め、これを国会に報告するとともに、公表しなければならない。 2 地方公共団体は、前項の計画を参酌し、その地域の実情に応じ、当

  • 佐々木俊尚『グーグル』、梅田望夫『ウェブ進化論』

    佐々木俊尚『グーグル』、梅田望夫『ウェブ進化論』 まず佐々木の方から読もう どちらも「Google」論である。 というか、有名な梅田の『ウェブ進化論』を、もっとシロウトむけにわかりやすく懇切丁寧に解説したのが佐々木の『グーグル』だといえる。梅田が度量が狭ければ、「佐々木のなんて、おれので示した概念の一部をなぞってるだけじゃん!」とか怒り出すのでは。 しかし、佐々木はやはり文章のプロだ。圧倒的なわかりやすさである。梅田が、前のめりに「あせあせ」としゃべっていることのうち、一番肝心だと思われる部分をときほぐして、整然と読者にしめす。断然佐々木のから読んだ方がよい。 Googleの革新性 『ウェブ進化論』で梅田は、(1)Googleという企業体の革新性、(2)全世界をむすぶネットの上に精度の高い検索エンジンが登場したことで極小需要だったもの(ロングテール)が売れるようになったこと、(3)ブ

  • 佐藤秀峰・小森陽一『海猿』(紙屋研究所)

    佐藤秀峰『海猿』 漫画として実にやりやすそうな設定である。 海上保安庁の物語。「海上において、人命及び財産を保護し、並びに法律の違反を予防し、捜査し、及び鎮圧する」という海上保安庁法1条の規定どおり、崇高な社会的使命。そのために海上保安官たちは自分の命を賭する。 救助される人が生きるか死ぬかという緊迫感。 そしてその最高の使命を果たすために自分の命を犠牲にするかもしれないという緊張。 そのうらはらに持たれるであろう仕事の「やりがい」。 消防士や警察官などを使えば、青年誌でいかにも類似作品が山のようにできそうな描きやすさではないか。 漫画評論家の伊藤剛は佐藤秀峰について、 「ヒトサマの生き死にを描き、そのことで商業的に成功した作家である」 と「あえて酷薄」に書いたことがある(※)。伊藤は『海猿』について「物語が進むにつれ、危機的なエピソードのインフレが起こる。どこか、効果的な表現をドライブさ

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    koshinishiki397
    koshinishiki397 2006/04/14
    金田一また連載始まったのか。
  • 加納眞士『ホームレスを救援する100の方法』

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  • 佐藤和夫『仕事のくだらなさとの戦い』(紙屋研究所)

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