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ブックマーク / may13th.exblog.jp (16)

  • 反日/日本人 | 性・宗教・メディア・倫理

    非/国民の続き。↓ その人の名は中村輝夫。 彼は日軍兵士として、1972年まで「戦った」横井庄一、1974年3月まで「戦った」小野田寛郎よりも長く、1974年(昭和49年)12月までインドネシアのモロタイ島で「戦った」。 だが、最後まで「戦った」彼は横井・小野田ほど知られていない。 なぜか。 もちろん、それは彼が日人ではなかったからだ。 中村は発見時、捜索隊の「君が代」に直立不動するも「愛国行進曲」を聴くと捜索隊が日人ではないことに気づき銃を手に戦おうとした。説得に応じたあと、所属部隊・階級・姓名・籍地を標準語でハッキリと述べこういった。 “「日はまだ負けてはおりません。自分は日に帰りたい」” 最後まで「日人」として「戦った」中村輝夫は、日人だったのだろうか。 1899年、国籍法が当時に日全領土へ施行される。 1895年の領有時、講和条約により2年の猶予をもって台湾住民は

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  • 非/国民 | 性・宗教・メディア・倫理

    “「19年間、日人だった。」 「日は第二の故郷。不屈の精神を学んだ。悔いはない」 これらの言葉に私は、日人以上の日に対する誇り、愛着を見出すのだが、読者のみなさんはいかがだろうか? 「仲間内の会話は今も主に日語」というところにも、「自分たちは国(日)のために日国民として尽くした」という強い自負を感じる。 当時の台湾の人たちが、自分たちを「日人」だと思っていた。これは投じの日による統治が公正・公平だったということの証明でもある。そうでなければ、そう思うわけがない。 (中略) 「反日」日人たちには、「19年間、日人だった」「日は第二の故郷。不屈の精神を学んだ。悔いはない」という李雪峰さんの言葉を、一度、噛みしめてもらいたい。” 依存症の独り言 「19年間、日人だった」という台湾人と韓国人の「半日」 “「僕は思ふ、内地の同胞は、君の期待せられる通りに君を理解することがで

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  • トイレの神世界 | 性・宗教・メディア・倫理

    “いやな話であるが、トイレで自殺する人は意外に多い。ある自殺志願者がトイレで死のうとしたが、あまりの汚さに、 「こんな汚くて、臭いところで死ぬのはいや」 と、きれいにしてから死のうとトイレの掃除を始めたところ、気持ちが落ち着き、自殺を思いとどまったという。” 『トイレと付き合う方法学入門』鈴木了司著(朝日文庫) * (1)素手・素足でトイレ掃除 “警察官のモラル低下が問題視されるなか、新人教育に、素手と素足で行うトイレ掃除を取り入れる警察学校が増えていいる。もともとカー用品販売チェーン創業者が社員の意識改革のために始めた取り組みだが、実施した警察学校の共感は「警察官に必要とされる思いやりの気持ちが芽生えた」などと評価。卒業生が自発的にトイレ掃除を行う学校もあり、「便器とともに心も磨く活動」として一役買っている。 広島県警察学校(広島市南区)では毎週通うと金曜の授業後、約480人の初任科生が

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  • 「諦め」と蛸が足を食べる覚悟。 | 性・宗教・メディア・倫理

    (1)あきらめてください。 95歳男性、認知症、肺炎で入院。 不足している輸血製剤のオーダーを取り消し、それを家族に話す。 “娘は泣き崩れた。 「お願いです。できるだけのことをしてください。」” ↓ (対する感想) “不足している医療資源を奪ってまで、95歳の老人の命を数日長引かせることに何の意味があるのだろう。” “「老いたら死ぬ」そんなことがこの国では当たり前のことではなくてってる。” “日人の死生観は明らかにおかしくなっている。” http://blog.m3.com/Visa/20071227/1より (2)できるがために “技術が発達するということは、つねに新しい「選択」ができるようになるということだ。奇妙なことに、技術は私たちに新たな選択を与えるかもしれないが、必ずしも選択の幅をひろげはなしい。” “技術を使うのを「選択」するとき、私たちは女は何よりも母親であるという社会の見

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  • This is Christmas,so what? | 性・宗教・メディア・倫理

    “私はクリスマスの夜は必ずミサに行く。乃木坂に近いある女子修道院にクリスマス・イブを送るチャペルがある。 家族だけでなく“キリスト教”に関心のない友人たちも連れて行く。その友人たちが隅の席で困ったような、しかし満更でもない表情をして座っているのを見るとおかしい。 ミサがすむと、その由修道院では修道女たちが熱い紅茶やケーキをご馳走してくれる。 「どうだった」 と無宗教の友人にケーキをべながら問うと、彼等の何人かは、 「一年に一度ぐらい、こんな夜があっていい」 という意味のことを答える。” 『心の航海図』遠藤周作著(文春文庫) “この国のクリスマス・イブは“ファックの日”。“イブなんだからして当たり前”。この日にSEXしないほうが恥ずかしいという、キリスト教の人からすれば、なんともうらやましい日になっているのでした。” 『女子の生きざま』リリー・フランキー著(新潮OH!文庫) * (1)ファ

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  • 『殺された側の論理』/愛と正義の不可能性 | 性・宗教・メディア・倫理

    “ロープ担当の刑務官が、規定の方法でロープを死刑囚の首にかける。同時に他の刑務間が死刑囚の膝をひもで縛る。間髪をいれず保安課長の合図でハンドル担当がハンドルを引く。死刑囚の立っている踏み板が落下して死刑囚が宙吊りになる。この間わずか三秒程度のものなのである。” “宙吊りの体はキリキリとロープの限界まで回転し、次にはよりを戻すために反対方向へ回転を激しく繰り返す。大小便を失禁するのはこのときである。遠心作用によって四方にふりまかれるのを防ぐために、地下で待っていた刑務官は落下してきた死刑囚をしっかりと抱いて回転を防ぐ。” “医官は死刑囚の立っている踏み板が外れるのと同時にストップウォッチを押す。つぎに仮死状態の死刑囚の胸を開き聴診器をあてる。心音の最後を聞くためである。もうひとりの医官が手首の脈をとる。脈は心音より先に止まる。心臓がすっかり停止するまでには、さらにもうしばらく聴診器をあてたま

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  • 日本人が世界で一番受けたい授業が凄い事にされている件について。 | 性・宗教・メディア・倫理

    日24日19:57から日テレビで放送する番組「世界一受けたい授業」 http://tv.yahoo.co.jp/bin/search?id=71170023&area=tokyo “世界一受けたい授業!!◇歯学博士の村津和正氏は、歯の大切さを伝える。ちょっとした体調不良から命にかかわる重病まで、さまざまな病気が歯の異常とかかわっているという。” 第12回トンデモ大賞受賞作『歯は中枢だった』の著者 村津和正さんが授業をして下さるそうです。 http://homepage3.nifty.com/hirorin/tondemotaisho2003hahachusu.htm ここまで行くと、やらせとかは必要なさそうです。 個人的には、第二回大賞受賞作『植物は警告する』の三上晃さんの授業の方が楽しいと思いますね。

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  • 彼女の放射した力 | 性・宗教・メディア・倫理

    “そもそも私は、幼少の頃から交通の媒介となる「道」についてたいへん興味があった。ことに、外に出たくともままならない私の立場では、たとえ赤坂御用地の中を歩くにしても、道を通ることにより、今までまったく知らない世界に旅立つことができたわけである。私にとって、道はいわば未知の世界と自分とを結び付ける貴重な役割を担っていたと言えよう。” 『テムズとともに』徳仁親王著(学習院教養新書) “その中心そのものは、なんらかの力を放射するためにそこにあるのではなく、都市のいっさいの動きに空虚な中心点を与えて、動きの循環に永久の迂回を強制するために、そこにあるのである。” 『表徴の帝国』ロラン・バルト著 宗左近訳(ちくま学芸文庫) “人間が聖なるものを知るのは、それが自ら顕われるからであり、しかも俗なるものと全く違ったなにかであると分かるからである。” 『聖と俗』ミルチャ・エリアーデ著 風間敏夫訳(法政大学出

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  • 毎日新聞「ネット君臨」/終電逃したら毎日新聞を巻いて寝ると暖かいよ | 性・宗教・メディア・倫理

    現在、毎日新聞で好評連載中の特集「ネット君臨」。 はじまりの合図) 毎日新聞12月28日/発信箱 ネット取材考 花谷寿人 “私たちはインターネットに依存するあまり、いつの間にか支配されているのではないか。そんな疑問から毎日新聞の「ネット取材班」は動き出した。 取材を始めたのは2カ月前。20代から30代の記者たちが集まった。彼らの問題意識はこうだ。 ネットの匿名性が進む一方で、個人情報がはんらんし、人権を侵害している。子供たちは携帯で友だちとつながりながら、返信に追われる……。 劇的にもたらされたネットの利便性や効率と引き換えに、大切なものを失いつつあるように見える。取材を進めていくうちに、その思いを強くした。 ところがいきなり、ネット社会の怖さを感じることになる。相手が取材された内容を、直後にブログの日記やネットの掲示板に書き込む。新聞記者のかつての取材は1対1の関係だった。記者は名詞を出

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  • 悲しいお知らせ。 | 性・宗教・メディア・倫理

    いじめには理由がある。 “協力・助け合いの重要性を実感してもらうため体育の時間に「30人31脚」を行うことなどを提唱している” 朝日新聞:教育再生会議「心の成長」策提唱 http://www.asahi.com/edu/news/TKY200611290420.html 30人の生徒が足首を紐で結び合わせて走る競技を取り入れる。 そのクラスでいじめの種子、たとえば「臭う」「汗っかきでキモイ」などから「なんとなくウザイ」「ノリがわるい」などの認識を特定の一生徒が複数の生徒達から持たれる、があったとする。 そこで、30人が足首を結び合わせて走ったとき、何が起きるだろう。 * “共同体型の学校では、ネズミや鳩を檻の中でむりやりベタベタさせると、通常では考えられないような攻撃性が生じるという、あの過密飼育実験をわざわざ税金をどぶに捨てながらやっているようなものです。” 『学校が自由になる日』(雲母

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  • 隔たり | 性・宗教・メディア・倫理

    “ジェノサイドは、ルワンダのケースを考えても、ユーゴスラビアやカンボジア、ドイツのケースを考えても、誘惑ではない、誘惑という機会的な話では考えるとことが不可能な行為だと、私は考えます。 情熱に支えられた殺人とでも表しえるかもしれません。 情熱的な殺人ではなく、情熱に支えられた殺人。 この世から一つの民族が一人残らずいなくなって欲しいと言う願い。 最後の一人まで救い尽くそうとする阿弥陀仏や一人の贖いによって人類の罪を引き受けようとしたイエスの情熱(パッション)をベクトルだけ真逆にしたもの。 それが起きている場面を実際的に想像しようとしても、頭がしびれ、出来の悪いホラー映画程度が私にはせいぜいです。 誘惑と情熱の間には質的な差異が存在し、比較や連想を阻むものがあります。” と前回の記事殺人の誘惑と情熱の間 投げつけられたチーズサンドで述べました。 では、私たちは、私はジェノサイドを実現すること

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  • 『国家の品格』を超えて/『無名』の確かさ | 性・宗教・メディア・倫理

    “私は父を失った。だがそれと同時に、私は父を見出しもしたのだ。” 『孤独の発明』ポール・オースター著 柴田元幸訳(新潮文庫) “意識の深刻な変化はいつでも、まさにその性格上、特有の記憶喪失を伴うものである。そうした忘却の中から、ある特定の歴史的状況の下で、物語が生まれる。” 『想像の共同体』ベネディクト・アンダーソン著 白石さや・白石隆訳(NTT出版) 人生の危機に関する論文執筆をするにあたってシカゴ神学校の4人の神学生たちが精神科医エリザベス・キューブラー・ロス博士に協力を依頼したことで、終末期医療の古典的作品『死ぬ瞬間』が誕生した。(※) 人生最大の危機である死という出来事について、ロスたちは末期にある患者へのインタヴューという、それまでの常識を裏切る手法をとり、200名以上の記録を残した。 ロスはそこから、死という過程に、否認→怒り→取引→抑→受容という段階があり、“もし患者に十分

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  • 好きなだけ検便容器を壊せばいい/藤原正彦と特攻の精神 | 性・宗教・メディア・倫理

    はじめに) 反近代。 論理より情緒。 民主主義より武士道。 家族→地域→郷土→国家への“愛” 世界からの尊敬への欲求、世界を導く日(の私)。 その全てがあった。 その時代の実相と結末を忘れ、「父」「母」の喪失を受容できない固着した想いという私情の産物を“国家”の名で包装した書籍が受け入れられる。(参照:新田次郎によろしく/『国家の品格』への道) その時代の結末が民衆に示したはずの教訓を忘れて、もうすぐ、“国と郷土を愛する”義務教育が始まろうとしている。 ******** 以下の冗長な私の文章にウンザリという方、つまらなそうだと感じた方へ。 書いている人が申すのも何ですが、読まなくて結構です。 『ねじ曲げられた桜』大貫恵美子著(岩波書店)定価4200円を読んでください。(⇒ライフログへ追加しておきました) 書店にお勤めの方は、『国家の品格』の平積みはトイレの個室に入れて置いて、『ねじ曲げ

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  • とりあえず、武士道 | 性・宗教・メディア・倫理

    “「武士道」という言葉を聞いて、今日多くの人が思い浮かべるのは、新渡戸稲造の著書『武士道』(現代はBushido,the Soul of Japan)であろう。学問的な研究者を除く一般の人々、とりわけ「武士道精神」を好んで口にする評論家、政治家といった人たち、の持つ武士道イメージは、その大きな部分を新渡戸の著書によっているように思われる。” “新渡戸の語る武士道精神なるものが、武士の思想とは質的に何の関係も無いということである。” “新渡戸武士道は、明治国家体制を根拠として生まれた、近代思想である。それは、大日帝国臣民を近代文明の担い手たらしめるために作為された、国民道徳のひとつである。” 『武士道の逆襲』菅野覚明(東大助教授・日倫理思想史)著(講談社現代新書) 新渡戸稲造の『武士道』は、おそらく、鍋島藩士山常朝の語を浪人田代陣基が筆録した『葉隠』と並んで現代人が想像する武士道の源

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  • 会話による言葉の解離的消失と共謀罪の憂鬱 | 性・宗教・メディア・倫理

    “いま日では、会話体主義が支配的なモードとなっている。会話体とは、合意の気分にもとづく文体であり、しっかりとした証拠をもとにした反論を伴わない。” 大江健三郎 (2004年3月5日、外国特派員協会にて) “言葉はただ騒音から発生し、騒音の中で消えうせていくだけである。沈黙は今日では単に、まだ騒音がそこまで進入していない場所であるに過ぎない。それはただ騒音のひとつの中断にすぎないのである。” “一切は普遍的騒音語の中に存在しており、しかも、存在していない。そこには言葉の現実的存在もなければ、また忘却もないのである。現代の世界においては、もはや人間によって直接に忘却がなされるのではない。忘却はいわば人間の外へ、普遍的騒音語のなかへと押しやられてしまっている。しかし、そのようなものは決して忘却ではない。それは騒音語の中での単なる消失でしかない。だからこそ、そこにはまた寛恕がないのだ。” 『沈黙

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  • 民主党は日本をあきらめてはいかが? | 性・宗教・メディア・倫理

    衆院解散が決まった日、うっすらと汗を浮かべこわばったりのある紅潮した顔で、すでにインパクトをなくしたフレーズを空白を埋めるように用いた繰言に近い演説をする小泉さんを見て、「この人も終わったな」と感じました。 自民党は小泉さんの持つ選挙の旨みだけを使い、任期の終わりが見えてきた今、捨ての姿勢へとシフトしていく。しかし、後の自民党は小泉さんという劇薬と公明党というカンフル剤の多用による懈怠感だけが漂い、“終わりの始まり”が顕在化してくるのだろうと思いました。 しかし、そうなっていないことが、現時点です。 何故か? 小泉さんが解散を決定した時、郵政は世論的に全くの関心外でした。 そこで、あの郵政民営化のキャッチフレーズを並べた演説をして効果があるはずはない、小泉自民党が勝つためには考えられる限り一つの戦略をとることが必要だと考えられました。 それは戦略というより技術、「ロー・ボール・テクニック」

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