発表者はアメリカのカート・トーマス。1978年の世界選手権・ストラスブール大会で発表したとされており、同年と翌1979年の種目別ゆかで2連覇を果たしています。1979年の世界選手権・フォートワース大会では鉄棒でも優勝、個人総合、あん馬、平行棒で2位と活躍しており、1980年のモスクワオリンピックを西側諸国がボイコットしなければ、間違いなくオリンピックのメダリストになっていたことでしょう。 こちらがそのストラスブール大会の映像。最初のタンブリングでトーマスを実施します。英語で宙返り転は3/2 saltoと表現されるため"One and a Half Twisting, One and a Half Front Somersault"(1回半宙返り1回半ひねり)という実況を聞き取ることができます。 現在でもD難度の技で、伸身で行うE難度のコロブチンスキーとともにトップ選手の多くが演技に取り入れ
