三蔵法師がめざしたのは天竺だった。 天竺とは、インダス川のことである。 インダス川がサンスクリット語でसिन्धु(Sindhu)となり、それがペルシャ語ではهندو(Hindu)となる。ギリシャ語ではἸνδός(indos)、これが英語のIndiaに変化する。 ペルシャ語から中国語に変化するときに、hin-du → hin-duk → hin-djukと変化していき、天竺(tʰen-dʑuk ティエン・ドゥク)に変換されたのだとChatGPTは言っている。 三蔵法師は仏教徒で、彼が従える孫悟空や猪八戒、沙悟浄といった動物の化け物たちも仏様の命令で三蔵法師の護衛をするわけだから、これはまあ仏教的使命を果たしに行く物語なのである。 西遊記が中国のみならず我が国の創作物に与えた影響は大きい。 曲亭馬琴の南総里見八犬伝は西遊記を底本にしたと言われ、手塚治虫も「ぼくの孫悟空」という作品を残している

