丸太を載せたそりを馬の代わりに人間が引いて競走する「人間ばん馬」の大会が、北海道置戸町で開かれました。 「人間ばん馬」は、馬にそりをひかせるばんえい競馬に見立てて、毎年、置戸町の夏祭りで行われる行事で、ことしの大会には、北海道各地から65チーム、合わせておよそ550人が出場しました。 競技は5人1組と7人1組の2つの種目があり、それぞれのチームは、地元産のマツの丸太を載せた鉄製のそリを引いて、80メートルのコースを走ります。 丸太を載せたそりは重さが500キロにもなるということで、30日は、気温が28度近くまで上がるなか、選手たちは汗だくになりながら砂ぼこりを舞い上げてそりを引っ張っていました。 5人1組の部では、地元、置戸町のチームが優勝し、メンバーは「思っていたよりうまくそりを引くことができた。優勝できてよかったです」と息を弾ませて話していました。