拙宅山本家も受験シーズンを迎えまして、子どもが「分からない」という算数を教える機会が増えてきたんですよ。 子どもの考えや感情に寄り添える家内は、一生懸命子どものぐるぐるする思考に寄り添って、分からなければ分からないだけ頑張って教えてくれています。うちの嫁、なんて偉いんだ……。 えっ、何でこれが分からないの 実のところ、私は団塊ジュニア世代、いまの我が子の世代よりもはるかに大量にいる子どもたちの中で受験戦争に揉まれてきました。幸いにして私は勉強ができたほうで、中でも算数は得意中の得意。 毎週行われていた四谷大塚(当時)のテストでも、テキストの予習を小一時間眺めればできてしまうので、子どものころの私は勉強で苦労したことがありません。算数が得意だったのも、いちいち勉強しなくても出る問題は読めば解けるから勉強しなかったわけです。 ところが、いざ愛する我が子が「ここ、分からないんだけど」と元気よく質