福岡県警は2日、年金情報の漏えいをかたり、現金をだまし取ろうとした疑いのある不審な電話が、同県春日市の男性(65)宅にあったと発表した。 被害はなかったが、県警は日本年金機構の個人情報流出問題を悪用したものとみて、注意を呼びかけている。 県警によると、2日午後3時頃、男性宅に消費生活センター職員を名乗る男から電話があり、「あなたの年金情報が漏れている。情報を消すためには、ボランティア団体の者に書類を作ってもらう必要がある」などと説明。直後にボランティア団体のメンバーという男から「(センター職員から)連絡を受けた。どうするか」と電話があった。 特殊詐欺を疑った男性が「そのままにしておいて」と断ると、電話は切れたという。