【9月7日 AFP】スペインの巨匠画家、サルバドール・ダリ(Salvador Dali)の娘だと主張する女性の申し立てを受け、遺骨を掘り起こして行われたDNA鑑定で、この女性はダリの娘ではないとの結果が出た。ガラ・サルバドール・ダリ財団(Gala-Salvador Dali Foundation)が6日、発表した。 申し立てを行ったのは、カタルーニャ(Catalonia)自治州で霊媒師として生計を立ててきたピラル・アベル(Pilar Abel)さん(61)。裁判所はアベルさんが起こした父親認知訴訟で、鑑定のためダリの遺骨を掘り起こすよう命令。ダリとの親子関係が証明されれば、莫大な遺産の相続権を得るはずだった。 遺骨の掘り起しは、ダリが生まれたスペイン北東部フィゲラス(Figueras)のダリ劇場美術館(Dali Theatre-Museum)で7月に行われ、墓を覆っていた1トン超の石板を取
文芸春秋が新潮社に出した謝罪文。松井清人社長名で「不適切と指摘されても仕方のない行為」などと記されている ライバル誌「週刊新潮」が電車内などで掲示するために作成する「中づり広告」を、「週刊文春」が公表前に入手していた問題で、文春を発行する文芸春秋(東京都千代田区)の松井清人社長が新潮社(新宿区)に謝罪文を出したことが、関係者への取材で分かった。A4判1枚で「不適切な取り扱いと指摘されても仕方のない行為であったことを認め、今後このようなことがないよう徹底する」とする内容。松井社長が5日、新潮社を訪れて手渡したという。 この問題は新潮が5月25日号で報じて発覚。文春社員が発売2日前に取次業者「トーハン」(新宿区)本社に行き、中づり広告を借りてコピーしていると指摘し「新潮ポスターをカンニング」などと批判した。
印刷業者に架空発注し政務活動費(政活費)をだまし取った疑惑が発覚し、8月に神戸市議を辞職した橋本健氏(37)が、所属していた自民党会派の聞き取り調査に対し、政活費の不正を「全て認める」と回答したことが6日、分かった。会派が明らかにした。 女性ボーカルグループ「SPEED」のメンバーで自民党の今井絵理子参院議員(33)との不倫交際報道では「一線を越えていない」と言い張り、疑惑にも「やってない」と真っ向から否定した橋本氏だが、公金の使用では“一線”を越えたことを認めた。 市議会は6日、橋本氏の問題を巡り各会派の代表者会議を開催。自民党会派が、調査結果を報告した。会見した同会派の安達和彦団長によると、4日に本人と約45分間面談し、事情を聴いた。不正受給を繰り返していたことを認め、使途について「事務所費用などの政治活動のために使った」と話した。面談時は「かなりやせていた」。橋本氏は約715万円の返
2017年9月3日、北朝鮮が6回目の核実験を実施した。北朝鮮側は原爆より強力な「水爆実験の成功」を発表しているが、通常の核爆発より威力が強力だったことは観測されている通りである。 さて、今回は「元ヤクザの眼からみた北朝鮮問題」を論じてみたい。北朝鮮はいわば国際社会のアウトローだ。彼らの行動は、一般社会の眼でみれば非合理的だが、同じアウトローの眼からみると、その目的や狙いが良く見えてくるのだ。 石油取引で知ったアメリカの本当の怖さ 現在、アメリカによる空爆のXデーは2説ある。一つは、『週刊現代』8月19・26日号で、ドナルド・トランプ米大統領(71)が安倍晋三総理(62)に伝えた話として報じた「9月9日」説。もう一つが9月20日の新月に前後した説である。 9月9日は北朝鮮の建国記念日。昨年核実験を実施した前科があり、この日は金正恩党委員長を始めとする北朝鮮のトップが集うのだから、空爆を実施す
くぼた・まさき/テレビ情報番組制作、週刊誌記者、新聞記者、月刊誌編集者を経て現在はノンフィクションライターとして週刊誌や月刊誌へ寄稿する傍ら、報道対策アドバイザーとしても活動。これまで200件以上の広報コンサルティングやメディアトレーニング(取材対応トレーニング)を行う。 著書は日本の政治や企業の広報戦略をテーマにした『スピンドクター "モミ消しのプロ"が駆使する「情報操作」の技術』(講談社α文庫)など。『14階段――検証 新潟少女9年2カ月監禁事件』(小学館)で第12回小学館ノンフィクション大賞優秀賞を受賞。 情報戦の裏側 できれば起きてほしくない「不祥事」だが、起きてしまった後でも正しい広報戦略さえ取れば、傷を最小限に済ませることができる。企業不祥事はもちろん、政治家の選挙戦略、芸能人の不倫ネタまで、あらゆる事象の背後にある「情報戦」を読み解く。 バックナンバー一覧 32回目の訪朝に旅
ビンタ事件についてここ数日もやもやとしていて 自分なりに消化できたので少しツイッターにつぶやいたものに加筆したい。 この度一番驚いたのは、世間とミュージシャンの体罰容認派の多さである。 政治家がクローズドのパーティでちょっとした失言をしたことが槍玉にあがり 芸能人がプライベートでデートしていただけでもスキャンダルとなり 一般企業でもセクハラやモラハラが問題視されるなかで、 どうして公の教育現場で未成年に手を挙げたミュージシャンは特別となるのだろうか? 中学生も納得しているからOKとしてもいいならば、 それだったらDVをDVとも自覚せずに我慢し続けている妻、 上司のいうがままに命を削って残業をしている会社員、 そのままでは単位をあげないと言われセクハラされる女子大生や 事を荒立てたく無いといじめを訴えられ無い小学生や中学生など この世の中に存在するありとあらゆる「ハラスメント」は 容認されて
Donato Di Camillo(ドナート・ディ・カミッロ)が「フォトグラファーになるまで」のストーリーは異色だ。学校に行かずアシスタントもせず、というよく聞く話ではない。写真の知識と技術は、3年間の服役中と、2年間の自宅軟禁中に一人で学んだ。 44歳でキャリアをスタートさせた彼が、レンズを向ける被写体もまた歪みを見せる。モデルやセレブには目もくれず、人生に苦悩を抱える社会のマイノリティにのみシャッターを切るからだ。 刑務所で独学。47歳前科ありの写真家 ドナートの写真には、一目で彼の作品と分かる明確なスタイルがある。大胆なフレーミングに、目の覚めるような色彩、 強めのコントラスト。それからファッションの作品ではお目にかかれない被写体と、その訴えかけるような表情。
山尾氏の夫は東大の同級生 ©文藝春秋 前原誠司新代表率いる民進党で幹事長に一度は内定したものの、9月5日の両院議員総会当日、一転無役となった山尾志桜里衆院議員(43)。前代未聞の人事撤回の背景には、「週刊文春」9月7日発売号に掲載される山尾氏の「禁断愛」の記事があるという。 9月2日、幹事長に内定した夜、山尾氏は都内の高級ホテルにひとり姿を見せた。白いシャツにデニムパンツというラフな格好で現れ、チェックイン。それから約20分後、黒いキャリーケースを引いたイケメン男性がホテルのエントランスに姿を見せた。この男性はテレビのコメンテーターなどでも知られる弁護士の倉持麟太郎氏(34)だ。赤ワインやビールを買い込んだ彼は、彼女が待つ36階のダブルルームへと消えて行った。 2人がチェックアウトしたのは翌日早朝のことだった。 後部座席にはチャイルドシートが…… ©文藝春秋 「9月3日、週刊文春から取材を
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