北アルプスの黒部奥山で白骨化した遺体が見つかり、警察が身元を調べています。 黒部警察署によりますと25日正午頃、黒部峡谷の仙人温泉小屋から阿曽原温泉小屋に向かっていた山岳ガイドから「遺体のようなものがある」と警察に通報がありました。 県警山岳警備隊がきょう早朝からヘリコプターを飛ばして上空から捜索したところ、仙人温泉小屋から北へおよそ200メートル、標高1500メートルの仙人岩屋付近で遺体を発見し、25日午後黒部警察署に運びました。 遺体は白骨化していて、性別はわかっていません。 服装は赤のカッパと紺色のセーターに赤のチェック柄シャツで、ローマ字で「Y・NODA」と名前が入った黄色のヘッドライトとエンジ色のザックも見つかりました。 衣服は持っただけでボロボロになるほど風化していて、死後かなりたっていると見られます。 県内で捜索願いや登山届けが出ている人で該当する人がいないため、警
北アルプス大日岳で沢登りをしていた富山大学の男子学生2人のうち1人が20日から行方不明になっていて、警察はヘリコプターで上空から捜索を行っています。 行方不明になっているのは岐阜県出身で富山市婦中町西本郷の富山大学医学部6年生、成毛一生さん(23)です。 上市警察署によりますと成毛さんは同じ富山大学の男子学生と2人で20日、沢登りをするために称名川第二発電所の近くから尾根を越えて、北アルプス大日岳に入山しました。 一緒に行動していた学生は、ザクロ谷近くの滝を登った際に成毛さんが登ってこないことに気づき、声をかけるなどしましたが反応はなかったということです。 男子学生には連絡手段がなかったうえ、一度登ると降りられないほど足場が悪い場所だったこともあり、近くにテントを張って一晩過ごしてから登山道まで登り、21日正午過ぎにほかの登山者から携帯電話を借りて110番通報しました。 警察がヘ
12日北アルプス剱岳を登山中の東京都の27歳の男性が誤って斜面を滑落し足にけがをして13日朝、避難していた山小屋からヘリコプターで病院に運ばれました。 ケガをして病院に運ばれたのは東京都西東京市のアルバイト、大野晃平さん(27)です。 大野さんは、12日の早朝アルバイト先のみくりが池温泉を1人で出発し剱岳を登頂した後、正午ごろ、標高およそ2800メートルの前剱から南側の斜面を下っていたところ雪で足を滑らせ、およそ30メートル滑落しました。 大野さんは、右足首にけがをしましたが自力で下山し、12日は山小屋の剣山荘で宿泊しました。 しかし、13日朝になっても痛みや腫れが引かず、歩くことができないため、剣山荘を通じて警察に救助を求め13日午前7時半過ぎ、県警ヘリ「つるぎ」で県立中央病院へ運ばれました。
北アルプス剱岳で訓練を行っていた県警山岳警備隊が先月、雪崩に巻き込まれた事故を受けて県警は今後、冬山訓練についてコース変更などの見直しを検討します。 これは10日開かれた県議会の予算特別委員会で県警の斉藤良雄本部長が答えました。 この事故は先月28日午後、北アルプス剱岳の標高2750メートルの「池の谷ガリー」を訓練のため登っていた県警山岳警備隊員3人が雪崩に巻き込まれ、標高差でおよそ600メートル流されたものです。 このうち2人は、ヘリコプターで救助されましたが、現場で心配停止の状態が確認された入善警察署巡査部長の丸山政寿さん(45)はまだ救出されていません。 10日の県議会で斉藤本部長は「誠に痛恨の極みだ。天候の状態をみながら一刻も早く救出できるよう手を尽くす」と述べました。 そして、「厳しい現場で救助活動を行うには厳しい訓練の積み重ねが必要」としたうえで、「コースや時期の設定
28日、北アルプス剱岳で訓練していた富山県警山岳警備隊員3人がなだれに巻き込まれた事故で、1日朝、2人が救助されました。 2人のうち1人は重体から回復し、もう1人が軽いけがです。 残る1人は重体で山中にとどまっています。 県警によりますと28日午後1時20分ごろ、上市町伊折の北アルプス・剱岳の標高2750メートルの「池の谷ガリー」で訓練していた、県警山岳警備隊の3人がなだれに巻き込まれました。 3人は約450メートル流され、入善警察署巡査部長の丸山政寿さん(45)と、上市警察署巡査の木村哲也さん(33)が意識不明の重体、上市警察署警部補の飛弾晶夫さん(40)が軽いけがをしました。 県警は1日、朝から天候をみながらヘリコプターを出して3人の救助活動にあたり、午前7時すぎに木村さんと飛騨さんを救助して県立中央病院に収容しました。 重体となっていた木村さんは、意識が戻っているとい
1日開かれた県議会では31日全面運休したJRの対応について改善を求める声が相次ぎました。 自民党仲外喜雄議員「公共交通というものをそんなに簡単に止めて良いのか」「要するに危機予知能力がなかったと恥をさらしているようなものだ」 1日開かれた県議会の新幹線・総合交通対策特別委員会ではJR西日本に対する非難の声や、対応の改善を求める声が相次ぎました。 これに対して県の柳野知事政策局長は「全面運休は大変遺憾だ」と述べました。 そのうえで、31日夕方、JR西日本金沢支社を訪れて、乗客に運休や遅れの情報提供を速やかに行うことや特急列車が運休した場合でも普通列車が区間運転できるような体制づくりを求めたことを報告しました。 県は今後もJRに対応の改善を働きかけていくことにしています。
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