『八森町誌』(続編)を取り寄せる 「平成の大合併」で全国の市町村が3分の1に減ったのは3年ほど前だが、合併前の市町村はたいてい郷土史を編纂し、分厚い書籍にまとめていた。「○○町史」「○○村郷土史」などなど、大き目の図書館へ行けば、地元はもちろん、近接する市町村の郷土史書の類いが、たいてい置いてある。 その多くは1980年代につくられたもの。教育委員会が中心になり、郷土史家が取材・資料を提供し、歴史・自然・行政などの各分野に分かれて、それぞれの担当者が執筆し、本に仕上げてゆくのが一般的であった。 ヘイセイの大合併後、こうした郷土史は、大半が過去の遺物となりかけている。たとえば、あらたに誕生した秋田県Y市は、核となったY市はじめ、I町・O町・M村が合わさったものだ。いずれの自治体も郷土史を発行してあったのだが、合併してしまったため、I町などの町名は地図からも電話帳からも消えうせるから、したがっ
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