女性の社会進出、イクメン、男性の育休取得といった話題を耳にする機会は増えたものの、依然として「女性は家庭、男性は仕事」という昔からの考え方は根強く残っています。『<40男>はなぜ嫌われるか』(イースト新書)の著者で、男性学研究の第一人者である武蔵大学助教・田中俊之氏、働くママの力で日本を元気にする「博報堂リーママプロジェクト」リーダー・田中和子氏が登壇したトークイベントでは、「働くママとパパは理解し合えるか? ~子育てをめぐる男女のギャップ問題~」をテーマに、共働き世帯が抱える男女間のギャップや女性が職場復帰を諦める要因、男性の育休取得を阻む社会の仕組みについて、解決の糸口となるアプローチを語り合いました。 テーマは「働くママとパパは理解し合えるか?」 田中和子氏(以下、田中和):みなさん、こんにちは。リーママプロジェクトの田中と申します。サラリーマンのママを略して「リーママ」と呼んでいる