賃金や労働時間に関する厚生労働省の調査をめぐる問題で、おととし、不適切な手法に対応するためのシステム改修が行われていたことがわかりました。不適切であることを認識していた可能性があり、厚生労働省は詳しいいきさつを検証するとしています。 厚生労働省によりますと、この問題で、おととし、不適切な手法に対応するためのコンピューターシステムの改修が行われていたということです。 改修は、不適切な手法で得たデータを、本来の手法による調査結果に近づける統計上の処理を行うためのもので、去年1月分から運用されていました。 このため、システム改修を進めたおととしの時点で、担当者は不適切な調査手法であることを認識していた可能性がありますが、一部の事業所しか調べない手法が是正されることはありませんでした。 さらに、それまでの調査結果が本来の手法による結果と異なったものになっていることも認識していた可能性がありますが、