生活経済政策研究所から送られてきた『生活経済政策』5月号は、特集2として「国際シンポジウム報告:アクティベーションか、ベーシックインカムか?-持続可能な社会構想へ」の第1回目として、宮本太郎先生によるまとめ報告と、ベーシックインカム派のベルギーのルーベン大学のヤニク・ヴァンデルホルヒトさんの講演録を載せています。アクティベーション派のデンマークのアンデルセンさんの講演録は次号回しということなので、ここではヴァンデルホルヒトさんの言い分を見ていきます。 ベーシックインカム派といっても、生活研が企画して宮本太郎先生が司会するシンポに出てくるのですから、ホリエモン式の「無能な奴は働かずにすっこんでろ」的な捨て扶持ベーシックインカム論ではなく、逆にベーシックインカムこそが労働供給を促進するのだというロジックになります。 >最後に、普遍主義か選別主義かという問題を労働政策、労働力供給、つまり本日の論