森竹高裕 体験活動を取り入れながら、耳の聞こえない人たちへの理解を深める授業を行った。 「聾唖者」この字は、なんと読むと思いますか? ふだん見かけない字だけに、子供たちは当てずっぽうの読み方をする。たく さんの読み方が出された後に、この字の読み方と意味を説明した。 これは「ろうあしゃ」と読みます。「聾」とは耳が聞こえな いということ、聾の中に「耳」があるね。「唖」とはしゃべれ ないということです。唖の字の中に「口」がありますね。 つまり「聾唖者」とは、耳が聞こえなかったり、お話ができない人のことです。 これは、本当にあった話です。同じ寮の中に、目の見えない人と耳の聞こえない人が一緒に住んでいました。ある夜、その寮が火事になったのです。助かったのは、目が不自由な人たちと耳の不自由な人たちのどちらだったでしょうか? <目の不自由な人たち> ・目が聞こえなくても、耳が聞こえたから逃げられ