モバイル向けの次世代通信技術の1つ、IEEE 802.20をめぐってIEEEで議論が繰り広げられている。5月5日にはIEEE-SA(IEEE Standards Association)の議長であるスティーブ・ミルズ氏がIEEE 802.20作業部会に対し、「オープンさが足りないのではないか」との書簡を送った。 メールはWeb上で公開されている。それによるとスティーブ氏は「IEEEでの標準化作業は常に“オープン”で“バランスがとれた”状況で、かつ(何らかの企業/組織の)“独占的支配がない”という原則に沿って進められなければならない。しかしIEEE 802.20作業部会では(利害関係者の)提携関係の開示が不完全で、独占され始めている」とコメントしている。 IEEE-SAはこの状況を数カ月見守っており、数週間のうちに何らかの決定を下す考え。「決定に対するこれ以上の情報は現段階では話せないが、(
![IEEE 802.20は「独占的に進められている」? IEEEでの議論](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/4976beb78844332e8985d6ca1d4e97a3dd5c3355/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimage.itmedia.co.jp%2Fimages%2Flogo%2F1200x630_500x500_mobile.gif)