◯「メンズエステ嬢の居場所はこの社会にありますか? 」鶴屋なこみん(KADOKAWA) コミックエッセイ。 著者の鶴屋なこみんさんはもともと時給730円の焼き鳥工場で働く、実家住まいのフリーターだった。 ところがある日、両親が家を手放すことになり、彼女は50万円を与えられて「あとは一人で生きていきなさい」と宣告される。 50万あっても、引っ越しをすればあっという間に消えていく。 一人暮らしで生活を成り立たせるには時給730円の仕事ではやっていけない。 かくしてなこみんさんは新しく仕事を探すのだが、そこで「時給4000円の仕事」を見つける。 それがメンズエステ嬢だった。 キャミソールとパレオをまとった格好で、四畳半くらいの個室で男性にオイルマッサージをする。 性的サービスはない。 風俗のようで、風俗じゃない。 それがメンズエステ。 客の男たちの中には性的サービスを求める人間が少なくない。 エ