若狭を代表する冬の味覚「若狭ふぐ」が、先月日本列島を縦断した台風21号で大打撃を受けたことが17日、分かった。福井県小浜市阿納(あの)と西小川の両地区では、養殖トラフグが大量に死に、ほとんど出荷できない状態となっている。県水産課は業者への支援策を検討中だが、出荷を控えた漁業関係者らはショックを隠せない様子だ。【高橋一隆】 小浜市と同市漁業協同組合によると、阿納は8軒、西小川は2軒の民宿兼漁業者がトラフグを養殖している。本来は11月が出荷のピークだが、10月23日に日本列島を襲った台風21号の影響で、阿納ではいけす170基のうち20基が全壊、30基が半壊した。
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