豊洲市場の盛り土問題で、調査に協力する意思を示していた東京都の石原慎太郎元知事が5日、一転して、都のヒアリングを拒否する意向を小池百合子知事側に伝えてきたことが関係者への取材で分かった。 石原氏は2008年5月の記者会見で建物下にコンクリートの箱を置く案に言及し、当時の中央卸売市場長の比留間英人氏に検討を指示した。石原氏の案…
豊洲市場の盛り土問題で、調査に協力する意思を示していた東京都の石原慎太郎元知事が5日、一転して、都のヒアリングを拒否する意向を小池百合子知事側に伝えてきたことが関係者への取材で分かった。 石原氏は2008年5月の記者会見で建物下にコンクリートの箱を置く案に言及し、当時の中央卸売市場長の比留間英人氏に検討を指示した。石原氏の案…
築地市場の移転問題を巡り、移転推進派が2013年の東京都議選直前に、自民党東京都連(自民党東京都支部連合会)に200万円の献金をしていたことがわかった。 自民党東京都連の政治資金収支報告書によれば、2013年5月31日に、築地・水産仲卸政策協力会が200万円を献金している。この政策協力会は、築地市場に住所を置く任意団体で、政治団体としての届け出はない。代表を務める伊藤淳一氏は、東京魚市場卸協同組合(東卸)の理事長を務め、移転推進派の中心人物。小池百合子東京都知事によるヒアリングにも出席し、予定通りの移転を主張していた。 東卸の理事は、献金の事実に驚きを隠さず、次のように語った。 「政策協力会は組合の団体ですが、都連への献金は全く知らなかった。かつて組合員から集めていた会費が流れているのでしょう。とはいえ、東卸は移転反対派も多いのに、隠れて都連に献金していたとは信じられません」 伊藤氏は、週
東京都が築地市場(中央区、23ヘクタール)を廃止し、豊洲新市場(江東区)に移転させる計画をめぐって、大手不動産会社の森ビルに跡地利用の検討をひそかに委託していたことが、本紙が入手した都の内部文書で明らかになりました。また、森ビルには都の局長級OB3人が天下りしていたことも判明、大手不動産会社との癒着が問題になることは必至です。 都は、調査委託した築地跡地処分にかかわる報告書を公表していません。本紙は、森ビルに委託してまとめさせた「報告書」があるとの情報を得ました。 本紙は都に情報開示請求を行い、森ビルの「築地市場移転後の用地開発に係る調査委託報告書」(2012年3月)を入手しました。 森ビルの報告書は、築地市場跡地を、オフィス中心型、複合型、住宅中心型を柱に九つの案を提案。具体的内容や、都が負担する基盤整備費の試算などは非開示で、黒塗りだらけでした。報告書は、すべてオフィスビル街にした場合
新しい市場に生まれ変わるのだから歓迎ムードかと思いきや、意外にも水産仲卸業者から大反対運動が起きているのだという。築地でいま、一体何が起きているのだろうか? 豊洲市場の入居予定者に不満が渦巻くのが施設の問題だ。 「仲卸のマグロ屋さんは店舗でマグロが切れないと悲鳴を上げる。床の荷重限度は低くて、今まで通り活魚を入れる水槽が置けない。何より市場が5階建ての立体構造で、しかも道路がそれぞれの施設を分断するつくりなんて考えられません。こんな使い勝手が悪いうえに場所も不便ときたら、率先して豊洲に移転しようなんて人は誰もいないんじゃないでしょうか」 築地で長年商売を営む社長たちはこう打ち明ける。 「間口の狭い店舗と店舗の間に、築地にはない壁を築くというのです。仲卸の店は通路の両面にずらっと並びますが、一コマの幅は1.5mほど。複数のコマを借りているところならいいですが、そうでなければマグロを切る長い包
都知事選の大きなテーマになりつつある「築地市場移転」問題。荷物の重みで床が抜ける、海水を床に流せないためにコバエがたかる――移転先の豊洲新市場では、“欠陥”が続出しているが、問題はまだある。 築地では必要なかった「冷房」を新設する必要があり、卸や仲卸業者はコスト増を余儀… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り686文字/全文826文字) ログインして読む 初回登録は初月110円でお試し頂けます。
東京・築地市場の移転先、豊洲新市場が開場するのは11月7日。ついにオープンまで4カ月を切ったが、またもや“致命的な欠陥”が見つかった。魚市場に必須の「氷」が圧倒的に不足するというのだ。 ■貯氷量は築地の4分の1 発泡スチロールに入れた鮮魚を冷やす「バラ氷」。現在、… この記事は有料会員限定です。 日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。 (残り874文字/全文1,014文字) ログインして読む 初回登録は初月110円でお試し頂けます。
11月移転に過半数が反対! 築地市場にうずまく不安 ( 週刊朝日 2016年6月10日号掲載) 2016年6月6日(月)配信 ツイート 1 ページ中 1 ページ目 前のページ | 1 | 次のページ 5月3日の築地市場まつりは大盛況だったのだが (c)朝日新聞社 [ 拡大 ] 11月7日に迫る築地市場(東京都中央区)から豊洲新市場(同江東区)への移転を巡り、異常な事態を迎えている。 移転に反対する「築地市場・有志の会」が移転日程の撤回を求める署名を集めたところ、築地市場で営業する591店舗の水産仲卸業者のうち、320の業者(5月27日現在)が署名に応じた。移転まで半年を切ったというのに、過半数が“拒絶反応”を示しているのだ。東京中央市場労働組合の中澤誠執行委員長がこう説明する。 「4月に行った無記名のアンケートでは、80%以上が移転スケジュールに反対でした。署名を集める過程では、『移転
築地市場この記事の写真をすべて見る 日本の食文化を牽引する築地市場(東京都中央区)。今秋、80年以上の歴史に幕を閉じる。11月7日、豊洲市場(同江東区)に移転する予定なのだ。ところが、新たな門出を前に、いま問題が噴出している。市場の最大勢力である水産仲卸業者の主張を聞いた。 [1]高額負担で廃業続出? 引っ越しに伴う費用は各卸売業者の負担。それに加えて多くの備品も新たに購入する必要が生じる。仲卸業者「佃文」の山縣琢磨社長がこう話す。 「資金力のない小規模な店ほど、負担に耐えられない。現在、仲卸は600店以上ありますが、すでに数十軒が移転を断念すると聞いています。このままでは移転後も廃業が続出し、仲卸の数は今の半分以下になるという予測もある。『目利き』のできる職人が減れば、築地が培ってきた文化が失われてしまいます」 70代のあるベテラン仲卸業者も、 「築地で半世紀以上働いてきたが、高齢でもう
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