4日公示された参院選について経団連の米倉弘昌経団連会長は同日、「ねじれ状態が解消し、政策を迅速かつ着実に実行できる環境が整うことを強く望む」と与党を支持する異例のコメントを発表した。「景気を本格的な回復軌道にのせるには政治の安定が不可欠だ」として、とくに企業人に対し「各党の政策・政治姿勢を十分に吟味して選挙権を積極的に行使する」ことを呼びかけた。 一方、日本商工会議所の岡村正会頭は「国家の将来像と具体的政策が明確に示され、濃密な議論が戦わされる政策本位の選挙が行われることを期待する」と表明。「党の公約、候補者の主張と資質をしっかりと吟味し、選挙に臨みたい」としている。