印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 遅れているIPv6への移行プロセスは新たな節目を迎えている。IAB(Internet Architecture Board)は米国時間11月7日、IPv4アドレスプールが枯渇しており、「この結果、(IPv4とIPv6の両方をサポートする)デュアルスタック環境とIPv6のみの環境の増加傾向は、今後ますます強まっていくだろう。このため、今後通信プロトコル標準は、IPv6を全面的にサポートする必要がある」と声明の中で述べている。 IABは、今後通信プロトコルのIPv6への依存が高まることから、IPv6の使用を前提に既存の標準を見直し、標準の説明でIPv6を使用した例を提供すべきだとしている。 また、「IABは、IETF(Internet En
事前の予想通りに、JPNICが管理しているIPv4アドレスが枯渇した(JPNIC)。 iDCやISP等が保有するIPアドレスの在庫はまだ残っているため、すぐにではないが、これから徐々に影響が出てくると、技術系のみならず一般誌などでも広く報じられている。 しかし、各メディアで枯渇と影響を報じるものの、具体的に何が問題になるかの説明はほとんど無い。そこで、あまり強い根拠は無いが、現実的にありそうなシナリオを考えてみた。 1. スマートフォンが販売できなくなる? 携帯電話は1億2000万契約近くまで普及しており、その大多数がウェブやメール等のインターネット通信機能を備えるが、意外に携帯電話会社はIPアドレスは利用していない。公表情報からして、NTT DoCoMoで4,352、KDDI auで2472(+PCSV 4824)、Softbank Mobileで192となっており、契約者数からすると極
今のインターネットはIPバージョン4で動作していますが、そのIPv4で各機器を識別するためのIPv4アドレスが遂に事実上枯渇しました(参考)。 長年「枯渇する」と言われ続けていましたが、それが遂に現実の物となりました。 ここでは、IPv4アドレス枯渇とは何かと、それによって何が起きるのかを紹介します。 IPv4アドレス枯渇に関して、アナログ放送の停波と地デジへの移行や、原油枯渇と似たようなものであるような認識が多く見られますが、個人的にはIPv4アドレス枯渇後のIPv4アドレスのアナロジー(類比)としては相撲の親方株の方が近い気がしています。 まず、アナログ放送の停波と地デジへの移行ですが、アナログ放送は2011年7月に一斉に停止します。 しかし、IPv4アドレスの場合は、ある日突然IPv4が使えなくなるわけではなく、今まで使っているIPv4アドレスはそのまま使い続けられるという意味でアナ
24日午前7時頃(日本時間)にSkypeから「9割回復した」という発表が行われました。 これによると、今回の障害は外部の攻撃によるものではなさそうであるとのことでした。 「Another update: Skype stabilized」 原因の詳細は述べられていませんが、各種有料サービス利用者に無料通話サービス券を提供することが述べられています。 Skype社CEOのTony Bates氏による発表の動画も掲載されています。 しかし、障害からの復旧は2007年に発生した大規模障害よりも2倍早かったとされています。 大規模障害の原因? まず、前回の大規模障害である2007年8月16日の事例を見てみます。 「INTERNET Watch: Skype、障害はスーパーノード関連のバグと一斉ログインの負荷が原因」 INTERNET Watchの記事では、2007年の障害はWindows Upda
来年にはIANAのIPv4アドレスプールが枯渇すると思われます。 それに伴い、IPv6に関連する話題が増えてきました。 しかし、IPv6はIPv4アドレス枯渇を直接解決するものではありません。 IPv6とIPv4は、互換性がない別々のプロトコルです。 今の状況でIPv6への移行を自分一人が準備したとしても、世界がIPv4を利用している限りはIPv4アドレス枯渇による被害を自分が受けなくなるというわけではありません。 「IPv4アドレスが枯渇するからIPv6の準備をしないと」というロジックになり、「IPv4が枯渇するけど、IPv6間に合うの?」という表現を良く見るのですが、IPv4アドレス枯渇に伴う対策としてIPv6だけを考えるのは危険です。 「IPv6が間に合うか?」「IPv6が間に合わないか?」という表現をするのであれば、 個人的な感想では、IPv4アドレスが枯渇している時点で「IPv6
最近、「まだ割り振られていないIPv4アドレスが残り10%を切った」というニュースに触れた方がいるかもしれない。これ実は、「IPv4アドレス枯渇」といわれる問題に関連した話題である。パソコンやルーターなどインターネットにつながる端末には、グローバルIPv4アドレスと呼ぶ一意のIPアドレスを割り当てる。この在庫の大元はIANA(Internet Assigned Numbers Authority)という組織にあるのだが、ここの在庫が10%未満になってしまったのだ(関連記事)。 IPv4アドレスの枯渇は、インターネット接続サービスを手掛けるプロバイダー(ISP)だけの問題ではない。インターネットでビジネスをするデータセンターやASP、あるいはネットビジネスを手掛ける企業も無関係ではない。「ビジネスを拡大してIPv4アドレスを追加でもらおうとしたが入手しづらい」「1個のIPv4アドレスを複数ユ
IPv4アドレス枯渇が迫りつつあります。 現状では、再来年ぐらいに枯渇する事が予想されています。 このIPv4アドレス枯渇は、恐らくインターネットアーキテクチャに対して非常に大きな影響を与えます。 今、この瞬間にあるインターネットインフラと、3年後のインターネットインフラは結構違う形をしているのではないかと推測しています。 以下、何故IPv4アドレス枯渇がインターネットアーキテクチャの大変革をもたらすのかと、この問題の背景を説明したいと思います。 2つに分離するインターネット インターネットは戦時中の物資が少ない状況においても通信網が維持出来る事を想定して設計されています。 そのため、専用機器だけではなく、ありあわせの機器を繋ぎ合わせて通信が実現できることが重要な要素でした。 また、電話のような回線交換方式ではなく、パケット交換方式を採用して様々な種類の通信を同時に行える事も設計の柱でした
朝 9:00 現在の気温は、26 ℃、今日はあいにくの曇り空です。 Hotel Sofitel Philippine Plaza の部屋から撮影してみました。 以前、「IPv6 とかよくわからない人間が IPv6 対応サイトを作る際の知っておくべき 8 つの注意点」という話を書いたら、それがきっかけで、koyhoge さんに取り次いでいただいたり (ありがとうございます) などしながら、オーストラリアのブリスベンから一本の電話がかかってきました。 電話は、アジア、太平洋地域のインターネットを管轄している APNIC (Asia Pasific Network Information Centre) からで、電話の趣旨は、APNIC が主催する、APNIC 27 というカンファレンスで、「IPv6 とかよくわからない人間が (ry」の内容を発表して欲しいとのこと。 ということで、突発的にフィ
APNIC 36 Xi’an City, Shaanxi Province, China, 20-30 August 2013
「サーバー・ソフトのIPv6対応はたやすい。だが,DNSやアクセス環境の整備など,Web開発者の立場からは見落としがちな盲点がある。IPv6化実践プロジェクトに取り組んだ結果,いくつかの確認ポイントが判明した」---。2009年2月23日,ライブドア執行役員CTA情報環境技術研究室長の伊勢幸一氏はITproテクノロジ・カンファレンス「プロバイダ/データセンターのIPv4アドレス枯渇対策」で講演し,自身が取り組んだIPv6化プロジェクトの成果を発表した。 Webコンテンツ・プロバイダとしての立場から,伊勢氏は2つのWebアプリケーションについてIPv4/v6デュアル・スタック化事例に取り組んだ。その1つは,2008年7月に立ち上げた,インターネット掲示板「2ちゃんねる」のIPv6掲示板「ipv6.2ch.net」である(AAAAレコードは2407:3000:6:175::12,Aレコードは1
「2012年夏にはIPv4アドレスの在庫が無くなる。今後,IPv6対応が上手にできるかどうかで,データセンター/ISP事業者の未来が決まる。IPv4アドレスの枯渇はビジネス・チャンスなのだ」---。IPv4アドレス枯渇対応タスクフォースの代表代理である荒野高志氏は2009年2月23日,ITproテクノロジ・カンファレンス「プロバイダ/データセンターのIPv4アドレス枯渇対策」で講演し,迫り来るIPv4アドレスの枯渇に対する心構えと対策について解説した。 荒野氏は冒頭で,そもそもIPv4アドレス空間(32ビット)が世界人口に対して少な過ぎるという構造上の問題を指摘。1人につき4個のアドレスが必要とすると,全世界の60億人に対しては240億個のアドレスが必要になっているとした。 こうした構造上の問題を踏まえた上で,荒野氏は全世界のグローバル・アドレスを管理しているIANA(Internet A
kokatsu.jpはIPv4/IPv6デュアルスタック、ipv4.kokatsu.jpはIPv4シングルスタックで提供しています あなたがお使いのIPアドレスは IPv6 IPv4 です。 IPv6社会実装推進タスクフォース設立のお知らせ 2018年11月26日 2011年4月のアジア太平洋地域におけるIPv4アドレス在庫枯渇を迎えるにあたり、 2008年9月に総務省及びインターネットや通信サービスに関係する21団体によって構成された業界横断的なタスクフォースである、 IPv4アドレス枯渇対応タスクフォース(代表:江崎浩IPv6普及・高度化推進協議会専務理事/東京大学)を、 新にIPv6を基調とするビジネス環境整備を目指した「IPv6社会実装推進タスクフォース」に改名いたします。 続きを読む IPv4アドレス枯渇について 2011年4月15日 現在私たちが利用しているインターネットでは、
Tokyo6to4について / ミッション Tokyo6to4 プロジェクトは東京で6to4およびTeredoリレーを運用するボランタリベースのプロジェクトでした。私たちのミッションは、IPv4/IPv6共存に向け、IPv6商用接続サービスが普及するまでの間、暫定的にに自動トンネリング技術を通じてIPv6インターネットアクセスを提供することです。 2012年現在、NGN 上での IPv6 インターネット接続サービスの開始など、IPv4/IPv6 を取り巻く環境も大きく変化しました。特に私どもの念願だった個人向けサービスにおいても、IPv6 アクセスが容易に利用できるようになり、Tokyo6to4 プロジェクトとしても一定の役割を果たしたのではないかと考えております。このような状況を鑑み、6to4 や Teredo から商用 IPv6 接続サービスへの移行という観点から、Tokyo6to4
インターネットの大変革期が迫っています。現在のインターネットを支えているIPv4のアドレスが間もなく枯渇してしまうからです(IPv4アドレス枯渇とは?)。今後,IPv4アドレスを効率的に使う施策やIPv6への移行などを真剣に検討しなければなりません。本サイトでは,IPv4アドレス枯渇に関連したインターネットの最新事情を,わかりやすくお伝えします。 このIPv4枯渇時計の見方はこちら→ 【IPv4枯渇&IPv6移行「Q&A」】 [Q3]「IPv4枯渇時計」とは何ですか? IPv4枯渇時計は,この特番サイトのタイトルの横に表示されているWebページ向けのパーツです。現時点でのIPv4アドレスの枯渇状況を表示するWebのプログラムで,インテック・ネットコアが開発しました。みなさんのブログにも表示できる“ブログ・パーツ”として無償提供されています。 楽天がオープン化とコミュニティ連携の姿勢を
800社以上ある「インターネット接続事業者」としてのプロバイダの事業存続を左右する2010年問題とは何か? 生き残りの道はあるのか? 連載目次 いま、そこにある「2010年問題」という危機 2010年から2011年にかけてインターネットを含む日本のインターネットは激動の荒波を乗り越えなくてはならない。特に、次に挙げる3つの問題は、日本に800社以上ある「インターネット接続事業者」としてのプロバイダの事業存続をも左右する火種を抱えている。 問題その1「IPv4アドレスの枯渇」 2010年の後半から11年にかけて割り当てが可能なIPv4アドレスの空きがなくなり、途上国や新規事業、新規ユーザーへの新規アドレスの割り当てが不可能になるという問題だ。 新規アドレスの割り当てができなくても、現在割り当てられたIPv4アドレスをNATで節約して利用することで、現在のネットが停止してしまうような事態にはな
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