「殺人ロボット」と呼ばれる自律ロボット兵器の規制を話し合う初の国連専門家会議が11月に延期されたことを受け、人工知能(AI)やロボットを開発する企業の創業者や科学者らが21日、これら兵器の早期禁止を国連に迫る公開書簡を発表した。 この会議は、非人道的な兵器を規制する「特定通常兵器使用禁止制限条約(CCW)」の枠組みの下で8月に開かれる予定だったが、資金不足でいったん中止された。 公開書簡は、電気自動車「テスラ」や宇宙企業「スペースX」を率いるイーロン・マスク氏ら、26カ国116人のロボット科学者や人工知能企業の創業者が署名し、オーストラリアで開かれた世界最大の人工知能会議(IJCAI)で発表された。人工知能とロボット双方の企業が共同歩調を取ったのは初という。 書簡では、「我々は自律ロボ…