マルチスレッド・プログラミングの目的はパフォーマンス向上 マルチスレッド処理の目的を、ツリー状に図解してみた。マルチスレッドの目的であるパフォーマンスの向上を詳しく分類すると、レスポンス・タイムとスループットの向上の2つに分類することができる。 マルチスレッド・プログラミングを行う目的と手段 マルチスレッドで実現するパフォーマンス向上は、レスポンス・タイムの向上とスループットの向上に分けることができる。 以下では、レスポンス・タイム向上とスループット向上について、それぞれ詳しく見ていく。 ■レスポンス・タイムの向上 マルチスレッド・プログラミングでパフォーマンスを向上できる効果の高いパターンが、レスポンス・タイムの向上である。レスポンス・タイムとは、処理のリクエストを出してから、最初の反応が返ってくるまでの時間である。例えば、マウスをクリックしてから、その反応を画面上で認識できるまでの時間
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