10日の日本ハム戦(東京ドーム)で競り勝ち、3年ぶりのリーグ優勝がみえてきたソフトバンクには、最優秀選手(MVP)候補が目白押しだ。 まずは日本球界で現役最高の右打者と誰もが認める安打製造器、内川聖一(32)だ。横浜時代の2008年、ソフトバンク1年目の11年に首位打者を獲得。14年目の今季もパ打率トップのオリックス・糸井を追撃、7年連続の3割達成は間違いない。 対抗馬は、4年目の今季はクリーンアップを打つなど大きく飛躍した25歳の柳田だ。走攻守三拍子揃い、3割・30本・30盗塁のトリプルスリーを期待され、本塁打以外はクリアするだろう。ケタ外れの身体能力は、オリックス・糸井並みと太鼓判を押されている。 高校は名門・広島商だが、進学した大学は野球界ではなじみがない広島経大。だが、ルーキーイヤーの宮崎キャンプで王貞治球団会長を仰天させた。「イチローのレーザービームみたいなものすごい強肩の外野手