ウクライナの首都キエフを散歩する、代理出産で2回目の妊娠中の女性(2020年6月12日撮影)。(c)Sergei SUPINSKY / AFP 【8月22日 AFP】ウクライナの代理母の元に生まれた男の赤ちゃんを抱き上げると、40代後半のアルゼンチン女性アンドレア・ビエス(Andrea Viez)さんの頬を喜びの涙が伝った。子どもを持とうと9年間試みたビエスさんは、成長著しいウクライナの代理出産業のおかげで、ようやく自分の息子を腕に抱くことができたのだ。 ウクライナの代理出産業界は、ビエスさんのように子どもを望む何千もの人々に希望を与えてきた。だが、大勢の夢がかなった裏には、困窮した若い女性を利用し、虐待の温床となるグレーゾーンで操業する収益性の高い不透明なビジネスが存在する。 同国で子どもの人権委員を務めるミコラ・クレバ(Mykola Kuleba)氏は5月、「ウクライナは国際的な赤ちゃ