マンガの単行本に「特装版」というものが始まったのはいつだったでしょう。多くはどうでもいいオマケがついていて、かつてわたし、まちがってタオルつき特装版を買ったことがありました。ええーい、くやしいったら。 最近は特装版はもうアタリマエの存在になってしまって珍しくも何ともありません。ただし特装版のほうが早く発売され、何のオマケもついてない通常版は週遅れで発売、ってどうよと思うところはあります。 しかしまあそれもすべては出版不況が悪いのです。少しでも付加価値をつけて何とか買ってもらおうという戦略。わたしはマンガ以外のオマケは必要としないので特装版は基本買いませんが、作家の習作とかを見かけるとすっごく惹かれちゃって、買ってしまったものもあります。 そういうのは読者の選択なんですからしょうがないのですが、こういう特装版にはちょっと納得いかない。何かというと、羽海野チカ『3月のライオン』10巻の特装版で