タグ

ブックマーク / www.sekitsutomu.com (1)

  • 南十字星の下で : コメットハンター関勉のblog

    天文学は大戦中と言えども、世界のどこかにセンターをもうけて情報を伝えていた。従って、新しい天体が発見されると、まずセンターに通報し、そしてセンターから国際天文学連合に加盟している国の天文台に国際電報で知らせた。日では東京天文台(今の国立天文台)が中心になって、もし外国から何かの発見電報が来ると、国内の主な研究機関に転電していた。 しかし大戦下の外国で発見したような場合、正当な通信の方法が無かった。来なら田上等兵の発見した彗星は、兵隊たちの話題になるだけで日アメリカなんかにも届かなかったはずである。 田上等兵は翌日、上官の前に立った。不動の姿勢をとって挙手の敬礼をした。そして、声を振わせながら、「班長殿、実は昨夜彗星を発見したであります」と報告した。(この戦場で人が戦っている中、おまえは一体なにを考えているのだ!)と、一括されると思いしや、上官は以外にもにこやかな表情で、「田君

    南十字星の下で : コメットハンター関勉のblog
  • 1