第39期棋王戦は、2/22、第2局が行われました。 あの渡辺棋王がゴキゲン中飛車を公式戦で3連採し、 対する三浦九段が超急戦を打診、渡辺棋王が受けて立つという展開で、 「振ったああああああああ」 「超急戦だあああああああ」 などと一部で歓声が上がったのですが、 なぜ盛り上がっていたのか、その背景について簡単にまとめてみようと思います。 そしてその話題の中心には都成竜馬新人王がいました。 ゴキゲン中飛車超急戦は、後手のゴキゲン中飛車に対し、 7手目▲5八金右から先手が超急戦を挑む対抗形です。 直後に先後とも飛車先を切りあう形になるため、 一気に終盤戦に突入する変化でもあります。 基本手順としては ▲2六歩△3四歩▲7六歩△5四歩▲2五歩△5二飛 ▲5八金右△5五歩▲2四歩△同歩▲同飛△5六歩 ▲同歩△8八角成▲同銀△3三角▲2一飛成△8八角成 ▲5五桂 △6二玉 ▲1一龍△9九馬 で、ここが