(CNN) 学者やエコノミストらは長年にわたり、人工知能(AI)の急速な進展が雇用の大量喪失を引き起こし、世界経済に甚大な影響をもたらすと警鐘を鳴らしてきた。今やそうした懸念の声が、当該分野の企業からも寄せられる状況となっている。 29日、米AI企業アンスロピックのダリオ・アモデイ最高経営責任者(CEO)はCNNのインタビューに答え、AI技術に関連する失業率の急増は政治指導者や各企業が予想するよりも早く起きると警告。現状でそうした事態への準備は整っていないとの見方を示した。 アモデイ氏が28日にアクシオスに語った認識によれば、アンスロピックをはじめとする各社が開発を急ぐAIツールによって、向こう1~5年間でエントリーレベルのホワイトカラー職の半分が消滅し、失業率を最大20%にまで押し上げる可能性がある。 業界を牽引(けんいん)するアンスロピックが販売するAI技術は、人間の典型的な労働時間に
