最近日本のスタートアップが活気づいている。学生を含め、 多くの若者が会社を立ち上げ、明日のザッカバーグの夢を見ている。 (その夢の姿は往々にして『ソーシャル・ネットワーク』そのままだ。) だがきっとその夢は一生叶うことはない。残念ながら。 グレアムの言葉にしたがって楽天家を演じている日本人起業家の皆さんは 私に向かってこう言うだろう。「どうして君はそんなこと言うんだ? 俺たちは世界を変えるんだ。大変かもしれないがそれは不可能ではない。Facebookを見ろ。」 オーケー、オーケー、確かに起業家は世界を変える力を持つ。それはすばらしいことだ。 だがそもそもあなた方は起業家なのか?ザッカバーグなのか? 自問してみよう。残念ながら違うことに気づく筈だ。あんた方はただの”タレント”だ。 日本のスタートアップ環境は極めて特殊である。 そもそもスタートアップと言って良いのかさえ分からない。 それはこう
1992年の設立以来、電子書籍に取り組んできた株式会社ボイジャー代表の萩野正昭氏。「電子書籍元年」などと騒がれるずっと以前から書籍ビューワ、フォーマットそして流通システムの開拓に尽力してきた人物だ。 ボイジャーは、講談社との関係が深い。先日話題を集めた京極夏彦氏の新刊『死ねばいいのに』の電子化も手がけている。また萩野氏が“2008年7月から2009年5月までに計458本のコミックを申請したところ約35%に当たる161本が配信拒否された”と公表して(朝日新聞2010年5月28日付)、Appleの審査の実情を紹介し、一石を投じたことも記憶に新しい。 今回は、日本における電子書籍の生き字引的存在とも言える萩野氏に、連載第4回で取り上げたiBooksにおける審査の問題、そして前回整理を試みた電子書籍フォーマットを中心に話を聞いた。 Appleの表現に対する審査姿勢は大いに疑問だが…… ――『働きマ
[Organic growth] アップルの強さに関する興味深い考察がある。 アップルは外部から技術を買い求めるのではなく、自らの内部で育て上げる戦略を採っており、それがアップルの強さの秘密だというのだ。 steve’s blog: “Apple and Efficiently Growing its Future” by Steve Cheney: 23 May 2010 なお、本考察については Double KO 氏がいち早く取り上げておられる。 Macin’ Blog: “Appleの効率的な成長がスゴい!” by Double KO: 26 May 2010 * * * Organic growth(内部で育てる) 「Organic growth」[有機的成長、内部での育成、自社開発]とは、合併や買収ではなく自社内で育成することを意味する用語だ。アップルは自らの生存
もうiPadもiPhoneも買えなくなる? それともAndroidが消される?2010.05.14 21:00 行くトコまでトコトンなるエスカレート! まさに不意打ちともいうべき突然の宣戦布告で、アップルが「貴重なiPhoneの特許を侵害された」として、一気に20件もの特許を列挙しつつ、台湾のHTCを提訴してから2カ月ほどが経過したところで、いよいよ今後のドロドロの展開が見えてきましたよ。 元々は特許訴訟なんて、互いに激しく言い争った後、どこかで落とし所を探っては、適当な地点で和解に持ち込むというのが常套手段だったりするんですけど、どうも今回の攻防戦は、そういう柔な展開をたどることはなさそうですね。むしろ、本当に魅力のAndroidケータイが買えなくなっちゃうか、あるいは、もしやしばらく日本では手に入りにくいのかとも危惧されるiPadのみならず、iPhoneもiPodも販売差し止めになると
米国時間3月26日、GoogleとAppleの最高経営責任者(CEO)が一緒にコーヒーを飲んでいるところが目撃された。両者はStarbucksの店外、つまりどちらの会社の縄張りとも見なすことのできない好都合な中立地点で、くつろいでいる姿が見られた。 撮影された写真は、興味深いボディランゲージをとらえていた。積極的に話していたのは間違いなくSteve Jobs氏の方で、Schmidt氏は熱心に耳を傾けているようだ。いったい何が話されているのだろうか。 誰かがたまたま耳にした、あるフレーズがインターネット上で議論を呼んでいる。それはSteve Jobs氏の口から発せられた次の言葉だ。「みんなも最終的には全てがわかるだろう。みんながどうとるかは、どうでもいいことだ(They’re going to see it all eventually, so who cares how they get
アップルがグーグル携帯製造元を20件のiPhone特許侵害で訴えました。つい最近まであんなに仲睦まじいカップルだったのに、いつからこんな険悪になっちゃったんでしょう? ふたりが急接近したきっかけはiPhoneです。 2006年の段階ではギズもまさかあのふたりが付き合ってるとは思わなかったんですけどね。ちょうどその頃スティーブ・ジョブズがグーグルのエリック・シュミットCEOを家に呼んで、アップル取締役会のテーブルに入れてあげて、バニラフロスティのカップケーキで一緒にお茶してたんですね。たちまちふたりは恋に落ちます。 2007年のiPhone発売に向け手に手を携えて邁進するふたり。 あの頃は毎日がバラ色でした。グーグルがアップルに地図、検索、メールを与えれば、アップルはグーグルに光り輝く新端末の中で最高のスポットを与える。アップルがiPhoneにYouTubeを入れれば、グーグルはYouTub
さらなる関係悪化の予感! 怒るジョブズ、グーグルに全面戦争布告へ...2010.03.20 15:005,381 フラれた彼女への憎しみは募るばかり... どうやら私情を丸出しで全面戦争へと突入していきそうな予感です。さまざまなニュースを総合するに、このところアップルとグーグルの間には亀裂が入り、当の両社経営陣に仲直りや歩み寄りの姿勢は一切見られないのですが、あらゆる両社の関係者へ匿名条件で実施した内部調査によりますと、もう戻れない怒りの爆発ポイントに到達しており、さらに今後は両社間の争いが一気にエスカレートしていく兆しばかりが見えていることが明るみになっちゃいましたよ。 この話、どうやらアップルのスティーブ・ジョブズCEOとグーグルのエリック・シュミットCEOを始めとする経営陣の間に存在していた、以前の固い友情の絆にまで戻して振り返ってみる必要がありますよね。彼らの中は、もう周囲もうらや
第1回と第2回のコラムで、財務諸表の基本的な仕組みと財務分析の手法について説明しました。そして、それ以降の3回(第3回JALとANA、第4回ユニクロと丸井、第5回フォルクスワーゲンとスズキ)の分析でPLとBSを図にすれば企業の実態が直感的に把握できることをご理解いただけたと思います。 今回はアップルとグーグルを比較してみましょう。アップルは、iPod(アイポッド)、iPhone(アイフォーン)、iPad(アイパッド)と斬新なデジタル機器を世に出し続けています。まさに「アップル革命」といっていいでしょう。また、グーグルも検索ツールだけでなく、Gmail、Googleマップなど斬新なサービスを立て続けに世に出し、いまやネット業界に君臨する先進企業です。アップルやグーグルの名前を聞かない日はないくらいですが、これらの2社は財務的にはどのような会社なのでしょうか。 アップル(2009年9月期)とグ
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