プレスリリース 熊本県で発生した高病原性鳥インフルエンザ (HPAI) - ゲノムから推定するウイルスの由来と病原性 - ポイント 2014年4月熊本県で発生したHPAIの原因ウイルスの全ゲノム配列を解読しました。 ゲノム配列から韓国で分離されたH5N8亜型ウイルスと同一の由来であると推定されました。 このウイルスが直接人に感染する危険性は少ないと推定されました。 概要 農研機構動物衛生研究所では、4月13日に熊本県で発生した高病原性鳥インフルエンザ(highly pathogenic avian influenza:HPAI)1)の原因ウイルスの同定、全ゲノム解析を行い、遺伝子レベルでのウイルスの由来や病原性の推定を行いました。 熊本県中央家畜保健衛生所でHPAI患畜から分離された高病原性鳥インフルエンザウイルス(HPAIV) 2)をH5N8亜型3)と同定するとともに、次世代シークエンサ