不確実な時代をクネクネ蛇行しながら道を切りひらく非線形型ブログ。人間の思考の形の変遷を探求することをライフワークに。 今日、写真をみる視線をアイトラッキングで調べていて発見したこと。何気なく写真をみる人びとの視線には共通するパターンがあるのだということ。そして、そのパターンは決して意味のあるパターンだとは限らないこと。意味を超えて人びとの目をひきつける何かが写真のうえにはあるのだけれど、それは意味を読む目からはわからないのだということ。 そんなことからも、身体にはきっと僕らの意識が読み取れない意味を超えた意味を読みとる力が備わっているのだと感じます。 生き物と表現の残滓『デザイン12の扉』という本のなかで養老孟司さんは、「脳というのは、固定した表現をほとんど無限につくり出している器官」であると言っています。 今日のエントリーの話はまずここからはじまります。 養老さんは、ピラミッドやミイラの