キャパシティ・プランニングの作業手順は,3つのフェーズに分かれる。(1)構築対象のシステムが実行する処理の種類や量である「ワークロード(負荷)情報」の収集と,それを基にした性能要件の決定,(2)性能要件からリソースのスペックを見積もる「サイジング」,(3)サイジング結果を評価して精度を高めていく「評価・チューニング」である。 トランザクション処理とターンアラウンドタイムに関する情報を収集してシステムに必要な性能を見積もり,サーバーやストレージなどのスペックを決定する「キャパシティ・プランニング」の進め方を見ていこう。 図1には,キャパシティ・プランニングの基本的な作業手順を示した。作業手順は,大まかに次の3つのフェーズに分かれる。 (1)構築対象のシステムが実行する処理の種類や量である「ワークロード(負荷)情報」の収集と,それを基にした性能要件の決定,(2)性能要件からリソースのスペックを
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