「チャットGPTのおかげで増えた時間で仕事の質を高めたい」と語る渡辺泰子社長=福島市さくら3の福島カラー印刷で2025年4月28日午前11時44分、錦織祐一撮影 対話型人工知能(AI)「チャットGPT」に代表される、文章や画像を作成してくれる「生成AI」が急速に発展している。「人間の仕事を奪う」と懸念も指摘される中、福島市の中小企業がチャットGPTを駆使して業務全般の効率化に活用している。経営者にポイントを尋ねた。【錦織祐一】 【2年前の生成AIは】全然違う…AIが描いたピカチュウ、ドラえもん 印刷会社「福島カラー印刷」(同市さくら3)は1982年創業で、近年はウェブデザインやデジタルマーケティング、動画制作まで幅を広げる。渡辺泰子社長(57)は2012年に就任。子育て中も働きやすい短時間勤務などの環境整備を進め、約30人の社員は男女半々。新型コロナウイルス下ではテレワークも本格導入した。
