あなたにとってはほんの些細なひとことでも、私はその言葉をあなたの口から聞くとパニック状態に陥って自分を抑えられなくなることがある。 とんでもなく無神経で無知なくせに自分が世界一正しくて自分以外の価値観は認めないあなた。 私の上司はものすごく優秀でデキる経営者だと言っても、「でも、結婚してないんでしょ」と、軽蔑の混じった表情をするあなた。結婚していない人は皆不幸で寂しいと言い切るあなた。 田舎者で驚くほど世界が狭くてそこしか知らないくせに田舎は善で都会は悪だと信じて疑わないあなた。 自分が今いる世界しか知らないクセにその世界こそが世の中で一番正しいと思っているあなた。 本も読まない映画も見ない音楽も聴かない旅行も行かない外食もしないあなた。 娯楽や文化は全て「無駄なもの」と言うあなた。 私が小学生の時に、修学旅行のお土産にあなたにイヤリングを買ってきた。それを見たあなたは「また無駄遣いをして