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小説と世界に関するkutakutatriangleのブックマーク (7)

  • コロナ禍はフィクションを二重にするのだろうか、という話(追記)

    趣味小説を書いているのだが、現代を舞台にした物語で日常を描いているときに、えーと…と一瞬悩んでしまうことがあって、それはコロナ禍をどう扱うかということだ。正確に言うと、コロナウィルスの影響で変わった日常の風景をどう描写するか、ということ。 例えばキャラクター同士がどこかで会をする場面を描こうとするとき、実情に即して描写しようとすると、それが2020年以降の現代である限り、何かを口にするときはマスクを外す、さらに、衛生に慎重な人物ならばその都度マスクをつけ直す、というのがリアルな風景になる。 特に、「単なる普通の飲み会」ってのやつは、もう描くのが難しそうだな、と思う。現代を舞台にしている限り、複数人が集まって(5人以上? ですか?)、呑気に酒を飲んでべて…というのは、リアルでは、もはや当たり前に許される風景ではなくなってしまった。 飲み会の様子を何も考えずに書くと、自動的に、意識の低い

    コロナ禍はフィクションを二重にするのだろうか、という話(追記)
  • 村上春樹、井戸の底の世界を語る:The Underground Worlds of Haruki Murakami

  • 文学なら世界はONE TEAM!?2019年の海外小説ベスト12(鴻巣 友季子)

    アジア文学と短編集が豊作の年 今年、海外の翻訳文学で売れに売れたものといったら、韓国文学でしょう。2018年後半に刊行されたチョ・ナムジュの『82年生まれ、キム・ジヨン』(斎藤真理子/訳)が、最近の翻訳文学では「爆発的」といっていい15万部超のヒット。初版は慎ましく4千部、しかし刷りに刷りを重ね、今年、渋谷のスクランブル交差点に建つビルに、書の電光掲示広告が流れるのを見たときには、わたしは深い深い感慨に打たれました。 もれなく熾烈な大学受験戦争をくぐり抜けてきた韓国の女性たち(韓国は大学進学率が100%に近い)にとって、就職、結婚、出産後の身の振り方における男女差は、あまりに理不尽。そういう格差を、あえて平凡な女性をヒロインにし、どこまでも静かな言葉で訴えたからこそ、『82年生まれ、キム・ジヨン』は大成功したとも言えます。 また、「韓国フェミニズム・日」という特集を組んだ文芸誌の「文

    文学なら世界はONE TEAM!?2019年の海外小説ベスト12(鴻巣 友季子)
  • 異世界転生して奴隷ハーレム俺TUEEEEEEEEEE!!というなろう小説大好きな俺の..

    異世界転生して奴隷ハーレム俺TUEEEEEEEEEE!!というなろう小説大好きな俺のお勧めは『キッチンの歴史: 料理道具が変えた人類の文化』だぜ!! いや、なろうのコメント欄ってさ。自称学者様が沢山湧くのよ。ジャガイモ警察みたいな輩が。 ジャガイモ警察は知識持ってるからまだマシなほうよ?大半は「騎士キャラの行動にリアリティがない!」とか言って、その理由を聞くと「日武士のような絶対的な忠誠心が感じられない」とかいう理由だったりしてもうゲンナリ。 そんな学者様を眺めているうちに「実際のところはどうなんだろう?」と中世西洋の文化を調べてみると、これがなかなか面白い。 特に文化は調べれば調べるほど、今まで漠然と抱いていたイメージがあらかた否定されていって知識欲の虜になりそうでヤバい。 そして西洋文化を何冊か読んだ中で、一番面白かったのが『キッチンの歴史』。 読みやすい翻訳と軽快な語り

    異世界転生して奴隷ハーレム俺TUEEEEEEEEEE!!というなろう小説大好きな俺の..
  • 1巻完結ラノベの傑作『MONUMENT あるいは自分自身の怪物』

    は、わたしの3倍くらい読むのだが、小説は、不思議なほどに被らない。お互い好き勝手に読み散らかし、海外、国内、ジャンルも選り好みしないものの、同じ一冊にたどり着いていた、ということはあまりない。それだけ小説という世界が豊穣なのか、夫婦ともども先鋭的に選書してるのかは、ご想像にお任せする。 そして、ごくたま~に、「これ、面白かったよ。あんたにも合いそう」というのが出てくる。長い付き合いだから、お互いの趣味嗜好は分かりすぎるほど分かっているから、面白さは保証されている。他の人はいざ知らず、少なくともわたしにとっては間違いないことは分かっている。「騙されたと思って読んでみ?」なんて駆け引きなしで読む。 結論:面白かった! なんでこれが1巻完結なの!? そう、巧妙な伏線&物語構成、ストライクゾーンど真ん中のキャラクターによる、「物語を純粋に楽しむこと」と、もう古典名作と言っていい小説映画を、上手

    1巻完結ラノベの傑作『MONUMENT あるいは自分自身の怪物』
  • 「二度目の人生を異世界で」の主人公は本当に中国人を虐殺したのか?

    問題の記述 功刀 蓮弥 人族 享年94歳。 現在リソース不足の9201-0846-2525-4989へリソース充填の為、界渡り中。 元の世界番号は8190-9735-1414-3878であり、特記する事象なし。 界渡り前は、功刀一刀流第14代当主。 幼少より剣道を嗜み、13歳にして剣術へ移行し、その才能を開花させる。 15歳より、武者修行と称し中国大陸へ渡り黒社会で活動。 刀一で大人数へ切り込み、生還する様から「剣鬼」の異名で呼ばれる。 黒社会活動中の殺害人数は5年間で912名に及ぶ。 その後、世界大戦に従軍。 4年間の従軍期間中の殺害数は3712名、全て斬殺。 「ブレードオーガ」のコードネームで畏怖される。 終戦後は功刀流の家督を継ぎ、後進の育成や、剣術の普及に尽力。 各地で公演や剣術の実演を行い、功刀一刀流を広く普及させ、国内外に49の道場を持つに至る。 晩年は刀匠として大成し、「華

    「二度目の人生を異世界で」の主人公は本当に中国人を虐殺したのか?
  • 「残念な聖戦」代々木犬助さんインタビュー - きんどう

    こんばんは、きんどるどうでしょうです。KindleDirectPublishing、いわゆる個人出版で活躍する著者へのインタビューをお送りする”KDP最前線”。日お送りする第四回は、すべてのインターネット世界を支える匿名の戦友たちへ贈る「残念な聖戦」を執筆した”代々木犬助”さんのインタビューを掲載します。 「残念な聖戦」とは 「私は10年間欠かさず、毎日メガネをかけ続けました。そして付け加えるならば、28年間死なずに生き続けています」 このは代々木さんのブログ「ノベラブルブロガブルシステムズ」に連載された全72話のケータイ小説を再編集したものだ。通勤途中のスマートフォンから書かれた、8万字の文章はかなりの切れ味でグイグイと読ませてくる。そして、ネット中毒者をひっかけてくる「釣り」「スパム」といった舞台設定が妙にそそられます。IT企業に勤める著者の経験から生まれた物語は高いリアリティーを

    「残念な聖戦」代々木犬助さんインタビュー - きんどう
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