ロシアがウクライナへの軍事侵攻を始めてから24日で1年となるのを前に、ロシア側はウクライナ東部を中心に攻撃を強めています。プーチン大統領は、核戦力を増強していく考えを示し、ウクライナへの軍事支援を進めるアメリカなどをけん制するねらいがあるとみられます。 ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシア側は、東部のドネツク州などで支配地域を拡大しようと攻撃を強め、ウクライナ側の徹底抗戦が続いています。 戦況を分析するイギリス国防省は23日、ウクライナ側がドネツク州の拠点とするバフムトで、この2日間、激しい戦闘が行われていると指摘しました。 また、州都ドネツクの南西に位置するブフレダルでも、ロシア側からの激しい砲撃を受けているとした上で「ロシア側は、さらに別の攻撃を準備している可能性がある」という見方を示しました。