視覚に関するバリアフリーといえば色に関することが有名ですが、文字も目で見て読むものです。見え方の多様性に配慮するためには、見やすく読みやすい文字を選ぶことが欠かせません。 明朝体よりゴシック体 プレゼン資料などでは明朝体ではなくゴシック体を使いましょうということは既に述べましたが、バリアフリーの観点からは、要旨などの長い文章を書く場合にもゴシック体を使うことが推奨されます。視力が悪い人にとっては明朝体は線が細すぎて見えにくいですし、視覚過敏の人にとっては明朝体の細い部分を認識しづらかったり、縦横の線の太さの違いやはらいやハネなどが刺激となるようです。ただし、長い文章に太いゴシック体はNGです。あくまで、細めのゴシック体(游ゴシックのRegularなど)を使用するようにしましょう。 ただ、やはり明朝体がよいという場合もあると思います。そんな時にはMS明朝を使うのは避けましょう。実はMS明朝は