戦後、連合国軍総司令部(GHQ)に接収され、東京裁判の判決文や日本国憲法草案が書かれる舞台となった東京都港区白金の洋館「服部ハウス」が保存されることが1日、分かった。セイコーホールディングス(HD)から建物と周辺の敷地を買い取ったシンガポールの大手不動産開発会社が、高級マンションを開発するとともに、ハウスを保存する計画を明らかにした。 服部ハウスは服部時計店(現セイコーHD)の創業者、服部金太郎氏の邸宅として1933年に建てられた。帝国ホテル新本館なども手掛けた建築家の高橋貞太郎氏が設計した。 山崎豊子さんの小説「二つの祖国」では、48年8月から3カ月間、服部ハウスで東京裁判の判決文を英語から日本語に翻訳する作業が行われたことが描かれている。 シンガポールのシティ・デベロップメント(CDL)は9月30日付で、米投資会社と共同で設立した特定目的会社を通じ、服部ハウスなどの建物(延べ床面積24
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