問題の原因追及だけが解決方法ではない 私もかつてはそうでしたが、ほとんどの日本企業は、会社でトラブルがあると、「何が悪いんだ!」「なぜ、できないんだ!」と、原因探しを始めます。 欠点、不具合、欠陥、未達成な成果を探し、その原因を分析し、本当の原因を追及して、そのトラブルを解決するための対策を立てようとするのです。 これは私たちが「不具合原因追及型の問題解決」とか「ギャップ・アプローチ」と呼んでいる問題解決手法です。ビジネスマンに広く広まっています。日本のビジネスマンが誰でもよく使う方法です。 特にモノ作りをする会社では、不具合の原因追求で、仕事の大半が進められているといっても過言ではないでしょう。また、高度成長期に日本の経済を支えてきた人たちの間では、このギャップ・アプローチが問題解決の常識でした。 しかし、すべての問題がギャップ・アプローチで解決されるわけではありません。 世の中にはどの