カナダ在住の大川翔さんは14歳の今年、9月に入学するブリティッシュコロンビア大(UBC)サイエンス学部のほか、「カナダのハーバード」とも呼ばれるマギル大、トロント大、サイモン・フレーザー大、ビクトリア大といったそうそうたる名門大学に合格した。カナダの教育界やメディアも注目する日本人少年は将来、何を目指しているのだろうか。 世界の謎を解きたい --カナダの大学入試では高校の成績が重視されますが、翔さんは飛び級の高3で主要科目テストの平均点が99%。つまりほぼ満点だったそうですね 「ただ勉学ができるというだけではだめなんです。大学にもよりますが、カナダの入試では高校時に取り組んだボランティアワークも非常に重視されます。僕が行くUBCは成績とボランティアの両方をみる。社会に貢献するという発想のある人が求められています」 --大学での研究対象としては生化学に興味があるそうですが、そのきっかけは 「