タグ

ブックマーク / jyoshige.livedoor.blog (23)

  • Joe's Labo : 過労死といかに向き合うべきか

    2016年10月10日11:00 by jyoshige 過労死といかに向き合うべきか カテゴリ人事 電通の入社一年目の女子社員が月100時間超の長時間残業の末に自殺した件が労災認定されたというニュースが波紋を呼んでいる。事実関係はこれからいろいろ明らかになるだろうが、とりあえず重要な論点だけまとめておこう。 ・なぜ長時間残業は防げないのか これはいつも言っているように、長時間残業は終身雇用下で雇用調整を行うための手段なので無くすのは難しい(そもそも事実上残業時間に上限がない)。気で無くそうと思えば「残業時間に月○○時間まで」といった上限を設けつつ解雇ルールも明文化し、 繁忙期も長時間残業で対応→繁忙期には新規採用で対応 という風に雇用調整手段を残業増減から採用・解雇に切り替えるしかない。そうなれば暇になったときに誰かがクビになるわけだが、今回のように誰かが死ぬよりは百万倍マシだろう。

    lEDfm4UE
    lEDfm4UE 2016/10/10
  • Joe's Labo : 若者ってなんで公務員になりたがるの?と思った時に読む話

    2016年09月08日19:30 by jyoshige 若者ってなんで公務員になりたがるの?と思った時に読む話 カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。先日、大学1~2年生を対象とした就職志望調査において、地方公務員&国家公務員が鮮やかなワンツーフィニッシュを飾るという衝撃の結果が話題となりました(ちなみに2年連続!)。トップ10には他にもANAやJAL、東西JRランキング入りするなど、公務員とインフラ系が上位を固めるディフェンシブな様相となっています。 要するに、これから社会に出ていくなら公務員かインフラ系がいい!って考えてる若者が多いってことですね。そういう業界に今から入ってこの先どういう良いことがあるのか筆者にはさっぱり分かりませんけど、とりあえず安定はしているでしょう。そういう意味では彼ら若者が下方リスクに対して敏感になっているのは事実でしょう。 ただし、それを若者

  • Joe's Labo : 会社が従業員を追い込むなんて許せない!と思った時に読む話

    2015年12月09日19:00 by jyoshige 会社が従業員を追い込むなんて許せない!と思った時に読む話 カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。先日、ある社労士センセイのブログ上での発言が波紋を呼びました。 (元記事は削除済みなので興味のある方はJcast参照) 非情に嘆かわしいことですね。労働者は人間です。人間が粗大ごみみたくぞんざいに扱われるようなことはあってはなりません。ということで、今回は、どうすれば可哀想な労働者の皆さんを企業の追い込みから守ることが出来るのか、そして、どうすれば某社労士センセイのような方をやっつけることが出来るのかをまとめてみたいと思います。 ・従業員を追い込まない会社なんてない さて、その前に、まず大事な事実を一つ確認しておきましょう。それは、それなりの規模の日企業なら、どの会社でも大なり小なり従業員に追い込みかけて辞めさせる仕組みは

    lEDfm4UE
    lEDfm4UE 2015/12/09
  • Joe's Labo : 年金に押しつぶされる日本の縮図 書評『年金倒産』 

    2012年01月07日19:30 by jyoshige 年金に押しつぶされる日の縮図 書評『年金倒産』 カテゴリ書評 年金倒産 ― 企業を脅かす「もう一つの年金問題」 クチコミを見る 2007年、神戸のタクシー会社である三宮自動車交通が3億円の負債を抱えて倒産した。 倒産理由は、オリンパスのような投資の失敗でも社長の放漫経営でもなく、重すぎる年金 負担金だった。 年金には、全国民加入の基礎年金(国民年金)、サラリーマン加入の厚生年金にくわえて、 企業独自の3階建て部分である厚生年金基金がある。大企業はたいていグループで基金を 抱えているが、地域や職種ごとに中小企業が集まって維持されている基金も多い。 同社も、兵庫県乗用自動車厚生年金基金という基金に加盟する50社の一つだった。 ところが、少子高齢化の影響により、給付額は年々増える一方で若い社員は中々増やせない という現実がある。積立金を

  • Joe's Labo : コネ入社のススメ

    2013年10月23日20:00 by jyoshige コネ入社のススメ カテゴリwork 今週のメルマガの前半部の紹介です。 先日、日テレに勤務するみのもんた氏の次男が窃盗容疑で逮捕されました。 犯罪行為で逮捕、しかも社名がでかでかと報道されるというお土産付きですから 5回懲戒解雇になってもお釣りがくるレベルなんですが、諭旨解雇という寛大な処分 に終わったそうです。この点からも、パパの並々ならぬ影響力がうかがえます。 入社自体も確実にコネでしょう。 それを受けて、週刊誌ではもんた氏に対するバッシングも盛り上がっています。 「いい年した息子の不祥事なんてオレには関係ないだろ!」と人が言いたくなる 気持ちも分かりますが、いい年した息子の就職&処分に己の威光を使ったんだから 叩かれてもしょうがないですね。自業自得です。 ただ、世の人の反応を見ていると「コネ入社自体がけしからん」という声が意

    lEDfm4UE
    lEDfm4UE 2013/11/23
    コネ入社者は逃げない、そして頑張る
  • Joe's Labo : ホワイトをつくるにはブラックが必要という当たり前のお話

    2013年09月26日16:48 by jyoshige ホワイトをつくるにはブラックが必要という当たり前のお話 カテゴリその他 興味深い記事を見つけたので補足しておこう。 要約すると、IT企業や東電などにみられる多重下請け構造にメスを入れることなく “ブラック企業問題”を解決できるのか?という疑問である。 拙著「7割は課長にさえなれません」でも書いたが、日の「企業規模間での 賃金格差」は世界でも類を見ないほど大きい。「大企業ほど高賃金」という認識は、 日では学生から主婦まで共有している常識であるが、世界では必ずしも 常識ではない。 なぜ日においては企業規模で賃金に格差が生じるのか。 それは雇用が実質的な身分制度として機能しているからだ。 ねつ造発覚で打ち切りとなった関西テレビ「あるある大辞典」を例に説明しよう。 あの番組では花王から支払われていたスポンサー料は一億円だが、あれこれ

  • Joe's Labo : 雇用特区でブラック企業が生きていけないわけ

    2013年09月21日11:13 by jyoshige 雇用特区でブラック企業が生きていけないわけ カテゴリ経済一般 政府が解雇や労働時間管理を大幅に規制緩和する雇用特区の具体的な検討に 入ったとのこと。設立5年以内とか外国人従業員比率とかよくわからない基準がある のが引っかかるが、とりあえず地域限定といえど労働市場の流動化に踏み切るのは 良いことだ。政府の進めるデフレ脱却のためにも、労働市場流動化は避けては 通れない道だからだ。 とはいえ、朝日新聞や東京新聞のように 「そうそうたるブラック企業ばかりが集まるブラック特区になるのではないか」 と心配する人達も多いようなので、よくある誤解を解いておこう。 結論から言えば、特区にはむしろ優良企業の多くが集まり、逆に特区以外の ブラックぶりが際立つというのが筆者の意見だ。 仮に「従業員を過労死寸前まで、それも手当無しでサービス残業させてやろう」

  • Joe's Labo : メンバーシップなんて美化しないで正直に身分制度と言いましょう

    2013年09月07日10:30 by jyoshige メンバーシップなんて美化しないで正直に身分制度と言いましょう カテゴリ人事 終身雇用に対する非常に優れた論考を読んで、いろいろと考えさせられたので やや雑感気味ながらメモしておこう。 終身雇用の正社員というのは、要するに身分制度のことであり、何でもやる代わりに 無条件で保護される権利を持っている。たとえば厚労省を例に説明しよう。 仮に、厚労省キャリア官僚で省にポストのなくなったオジサンがいたとしよう。 彼はまず厚労省御用達の大学ポストに出され、仮にそこを出されても、厚労省がまた 新たにお抱え独立行政法人あたりにポストを確保してくれるだろう。 彼は“キャリア官僚”という身分なので、組織の意向に沿う発言をし続ける限り、 彼の職は厚労省が保証してくれるのだ。 (あくまで架空人物の話です、けして実在のモデルがいるわけではありません) 最近

  • Joe's Labo : お金持ちを優遇しろと言うけれど、じゃあ今、優遇されているのは誰なのか

    2013年08月21日19:00 by jyoshige お金持ちを優遇しろと言うけれど、じゃあ今、優遇されているのは誰なのか カテゴリwork 先日、エイベックス松浦社長のFaceBook上でのぼやきが話題となりました。 要約すれば「日はとにかく富裕層から絞りとるのが大好きな国だ、リスクとって リターンを得てもその多くを持っていかれるから割に合わない」ということです。 筆者も大筋では同意見です。「ダメだ!金持ちからもっと絞りとれ!」なんて人も 多いとは思います。でも「若い間は税率の低いシンガポールや香港のフラット課税で 稼ぐだけ稼いで引退してから医療費の安い日に帰るから、それまで頑張って 俺の両親の医療費払っといてくれよ、じゃあな!」といってぶらっと所得税の安い海外に 働きに出るグローバルエリートを何人も知り合いに抱えている筆者としては、 もう所得税の累進課税でことは解決しないと考え

  • Joe's Labo : 人事から見た「明治大学の学生が評価される本当の理由」 (メルマガ)

    2013年07月10日18:30 by jyoshige 人事から見た「明治大学の学生が評価される当の理由」 (メルマガ) カテゴリ 最近、しばしば「企業内における明治OBの評価が高い」という話を耳にします。 これは筆者自身、以前から感じていたことです。(きっと多くの読者はオチとして期待 しているでしょうが)別に明治の学生は滅私奉公向きとかド根性があるとかいう気は ありません。 もちろん、全体の平均で見れば全然大したことないはずです。でも、正社員として採用 された人間だけを見れば、明治のOBには東大OBにはない強みがあるのも事実です。 人材というものを考える上でよいケーススタディになるので、今回はこの件について まとめたいと思います。 実は「能力的に仕事が出来ない人」なんていない 実は「能力的に仕事ができない人というのは、普通の会社には存在しない」というのが 筆者の意見です。もちろん相対

    lEDfm4UE
    lEDfm4UE 2013/07/11
    能力的に仕事が出来ない人なんていない
  • Joe's Labo : 採用活動とは、一言でいえば「ブラック労働者をふるい落とす作業」です

    2013年06月26日17:00 by jyoshige 採用活動とは、一言でいえば「ブラック労働者をふるい落とす作業」です カテゴリwork たぶん多くの人は、ブラック企業という言葉を「割に合わない会社」と考えている と思います。というのも、外なんかよりよっぽどきつい投資銀行とかテレビ局を ブラックだと言っている人は聞いたことがないからです。要は仕事分の対価を きっちり払わない会社がブラックだと漠然と考えているのでしょう。 実は、学生や求職者が「ブラック企業だけはなんとしても避けたい」と思うのと同様、 企業側も「割に合わない人材は絶対に採りたくない」と考えています。 そういう意味ではお互いさまですね。 そういう人材を、ここではブラック労働者と呼ぶことにします。 突き詰めれば採用活動というのは「ブラック労働者を洗い出し、ふるい落とす ためのプロセス」なわけです。 では、企業からみて、どん

  • Joe's Labo : 書評「医療にたかるな」

    2013年04月16日11:00 by jyoshige 書評「医療にたかるな」 カテゴリwork 医療にたかるな (新潮新書) [単行] 筆者は読書の際に、興味深い個所にはポストイットを貼っていく習慣があるが、 書はたちまちポストイットだらけになって、とうとう貼るのを諦めた。それくらい 刺激的で面白い。 夕張と聞いて、何を思い浮かべるだろうか。 財政破綻、羽柴誠三秀吉、旧・炭鉱の町…… 人によって思い浮かぶイメージは様々だろうが、なんとなく「財政破綻した可哀想な町」 くらいに考えているのではないか。だが書を読めばそのイメージは180度変わるはず。 夕張が財政破綻したのは住民自身の責任であり、他の誰のせいでもない。 民主主義なのだからよく考えれば当たり前のことなのだが、ともすれば忘れがちな その事実を、書は我々にこれでもかというくらいに突きつける。 著者は事実上崩壊した夕張市立総合

  • Joe's Labo : ブラック企業の大半は合法であり、ユニクロは優良企業であるという現実

    2013年05月02日11:00 by jyoshige 実はブラック企業の大半は合法であり、ユニクロは優良企業であるという現実 カテゴリ人事 ブラック企業に関する議論が百出しているが、どうもズレを感じることが多い。 まず、この手の議論で必ず顔を出す「修行と思って我慢しろ」という意見は、 最も重要な論点を見落としているように思う。 もう一方の雄である「まず国は労基法をしっかり守らせろ」とか 「経営者はもっとコンプライアンスを重んじろ」的な議論は、議論以前に根的に 認識が間違っている。 論点が見えていない人と見当違いの人同士が延々と場外乱闘をしているだけなので (見世物的には面白いかもしれないが)いつまで経っても議論は前に進まない。 いや、それこそが過去50年間の日の姿なのかもしれない。 というわけで、筆者自身はあちこちに書き散らかしていることではあるが (ブログしか見ない人もいるだろう

  • Joe's Labo : 65歳雇用義務化についてのまとめ

    2013年04月06日10:30 by jyoshige 65歳雇用義務化についてのまとめ カテゴリ人事 なぜか65歳雇用義務化についての取材が多いので、以下に論点をまとめておこう。 一々同じこと話すのはめんどくさいので、これ読んでまとめちゃってください。 (話聞きに来る場合でも最低限読んでおいて下さい) ・65歳までの雇用が義務化される影響は何がありますか? 企業の人件費原資は一定なので、5年分の雇用が増えた分を誰かの人件費を削る ことで対応しないといけません。 2011年経団連調査によると、38.4%の企業が新卒採用の削減で対応。 また、派遣社員や契約社員といった正社員以外を雇い止めし、高齢者に置き換える ことで対応する企業も多いです。 それから、全体的にこれから企業に入ろうとする人も採用されにくくなります。 たとえば新卒学生の場合、従来は「こいつは60歳まで雇う価値があるか」を人事が

    lEDfm4UE
    lEDfm4UE 2013/04/06
    employment
  • Joe's Labo : 自民党のセンセイ方は3年前になんで負けたかわかっているのか

    2012年12月15日19:00 by jyoshige 自民党のセンセイ方は3年前になんで負けたかわかっているのか カテゴリ 世論の曲解 なぜ自民党は大敗したのか (光文社新書) 小泉政権の後を継いだ安倍政権から、それまで安定していた自民党はじりじりと 支持率を下げ始め、07年の参院選で敗北してねじれ状態が出現した。 そして09年、麻生政権は歴史的敗北を喫し、自民党が野に下ったのは記憶に新しい。 この一連の流れを指して一部のメディアは「有権者が小泉改革にNOを突きつけた」と評した。 ひょっとすると、今でもそう思っている人はいるのかもしれない。 だが、事実はまったく逆だ。各種データを元に、小泉政権の後継者たちがいかに 世論を読み誤っていったのかを明示したのが書である。 05年選挙で自民党に投票した人の、その後の安倍政権に対するスタンスを追跡調査 すると、全年齢層を通じて「郵政造反組の復

  • Joe's Labo : 有給休暇の消化を命じるより、消化したくなる環境作りを頑張りましょう

    2012年12月10日18:26 by jyoshige 有給休暇の消化を命じるより、消化したくなる環境作りを頑張りましょう カテゴリその他 もはや恒例となった「日人の有給取得率がぶっちぎりで低いですよ」ニュースが 今年も報じられた。こういうニュースに際して、よく「有休の取得をみなで推進しよう」 という人がいる。まったくその通りだと思う。日人はもっと遊んで会社以外の軸足を 作った方がいいというのが筆者の持論だ。 ただ、それをお上が命じて企業に強制したり、まして景気対策の一環として云々する のはやや違和感がある。というのも、そのためのコストはタダではないからだ。 金払って休ませる分、別の誰かに働いてもらわないといけないわけで、その分のコストを 誰かが負担しないといけない。価格転嫁は現在の日では難しい。もちろん、会社は お金を振り分けるだけの装置でしかないから、会社が負担しろというのもナ

  • Joe's Labo : 僕が慶應義塾長とケンカしたわけ

    2012年11月04日11:00 by jyoshige 僕が慶應義塾長とケンカしたわけ カテゴリ経済一般 先日オンエアされたNHKの「団塊スタイル」について。 お茶の間の人から見ればなんということはない普通の情報番組だったと思うが、 実は途中でごっそりカットされたシーンがある。 そういう番組ではないと分かっていたから揉める気は無かったが、その時は僕は 久し振りに気で怒ってしまった。長めに収録して番組の趣旨に沿うように編集するのは 局側の自由なので異存はないが、非常に重要なやり取りなので、ここに記しておこうと思う。 収録時には、中盤で清家篤・慶応義塾長がフリップを出すシーンがあった。 高齢者の就労比率の高い国は若年のそれも高いですよというグラフだ。 なるべく忠実に会話を紹介しよう。 城「そもそも終身雇用のない他国では、高齢者は自力で労働市場を通じて職を 得ているのであり、そういった国々と

  • Joe's Labo : 「分厚い中間層の復活」を掲げた直後に身内の非正規職員に労組結成された厚労省

    2012年09月24日09:38 by jyoshige 「分厚い中間層の復活」を掲げた直後に身内の非正規職員に労組結成された厚労省 カテゴリ経済一般 お笑いネタを一。 都内ハローワークで休職者の相談に乗っている非正規雇用職員が労組を結成するとのこと。 ハローワーク 非正規職員労組発足へ 東京都内のハローワークで仕事を求める人たちの相談に応じたりしている非正規の職員が 契約期間が1年以内に限られる、みずからの不安定な雇用の改善などを求め、22日、労働組合を 結成することになりました。厚生労働省によりますと、ハローワークの非正規職員だけで作る 労働組合は全国にほかにないということです。 くわえて、サービス残業常態化で通勤費まで制限付きというワタミも真っ青のブラックぶりだそうだ。 そりゃ最前線でコキ使われているのに、バックオフィスで座ってるだけの厚労省の役人が何倍もの時給で 終身雇用(しかも

  • Joe's Labo : 終身雇用をやめたら雇用が増えました

    2012年09月09日19:00 by jyoshige 終身雇用をやめたら雇用が増えました カテゴリ経済一般 イトーヨーカ堂が非正社員比率を90%に引き上げるという。 厚労省の推し進める正社員化の流れをあざ笑うかのような決定だ。 見出しだけ見て「労働者の使い捨てだ!けしからん!」と思う人がいるかもしれないが、 それは全然違う。というわけで、以下に重要なポイントをまとめておこう。 ・正社員削減というより、むしろ非正規雇用のキャリアパス整備 実は、もともと業界平均で80%が非正規という状況でそれを9割に引き上げることに それほどの意味はない。むしろ重要なのは、非正規の中に専門職や上位マネジメント へのキャリアパスを整備し、基幹雇用と位置付けていることだろう。 専門性の高い職務には職務内容に応じた「現在の2~3倍の給与」を払うわけだから これは適正な職務給化への第一歩だ。 正社員がとれるだけと

  • Joe's Labo : 書評「社長は労働法をこう使え!」

    2012年03月29日11:37 by jyoshige 書評「社長は労働法をこう使え!」 カテゴリ書評 社長は労働法をこう使え! クチコミを見る 著者は日では珍しい企業サイドの労働弁護士で、書も主に中小企業経営者向けの 労務トラブル回避のためのガイドブックとなっている。 「残業代を忘れたころになって請求されないようにするためには」 とか 「問題社員にどうやって揉めずに辞めていただくか」 など、きわめて実務性の高い内容だ。 企業寄りの労働弁護士と聞くと弱者に冷たい仕事だと勘違いする人もいそうだが、 書を読めばそれがとんでもない誤解だというのがよくわかるはず。 著者も言うように、労働者はけして弱者ではない。 書は「とにかく日では雇ったら負けだ」という現実をこれでもかというほど 見せつけられるでもある。 よく「終身雇用は大手だけ」という人もいるがややミスリーディングだ。 たしかに労