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ブックマーク / potato-gnocchi.hatenadiary.org (33)

  • 企業経営者が政策に関与するときにのさばる連中 - 常夏島日記

    三木谷「政商化」に楽天社内から不満の声:FACTA onlineという記事を読みました。 感想:なんか違う 政商って、来的な意味では、政策への関与を通じて、自分の会社の経営に都合がよい政策を実現する人たちのことを指す言葉だと思われます。近年批判を浴びた例では、次のようなに書かれているような事例です。 「小泉規制改革」を利権にした男 宮内義彦 作者: 有森隆とグループK出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/12/21メディア: 単行購入: 2人 クリック: 27回この商品を含むブログ (15件) を見る このの主張によれば、規制緩和をするたびに、その分野で自社グループの新しい会社を立ち上げて先行者利益を取りにかかるというような批判がされていますが、こういうのが政商というのです。三木谷氏の行動は、まあ医薬品のネット販売の規制緩和はちょっとそんな感じがしますが、他のことはむしろ楽

    企業経営者が政策に関与するときにのさばる連中 - 常夏島日記
  • 下積みは、経営幹部になるための必須要件じゃない - 常夏島日記

    ってことをわかってないっぽい経営者のコメントを読みました。 話題になっている「甘やかして、世界で勝てるのか」:日経ビジネスオンラインですね。 まあ、労働基準法違反が先じゃないのとかという、例えばこのへんのようにそれはそれとして実に正当な批判はされているので、べつの切り口から。 この柳井という経営者が例示している、「僕が面接している応募者の約半数が海外の人ですから。彼らは国境も関係なく働き、若いのに年間数千万円を稼いでいる。能力があれば、若くてもそれくらい稼げるわけです。」とか「私が最近、採用面接をしたインド人は香港に住み、ある有名企業のアジアパシフィックの責任者を勤めて、年間数千万円を稼いでいる。」とかって人は、海外のキャリアパスを歩んでいるんで、労働集約型店舗の店長とかという立場は一生一回も務めたことがなくって*1、最初から経営人材として育てられていると思います。 どうも日の経営者は、

    下積みは、経営幹部になるための必須要件じゃない - 常夏島日記
  • 何でも官僚が悪いと言えば事足りるという古臭い言論 - 常夏島日記

    その昔、官僚が悪いと言えば、日の国家政策が歪んでいる理由が説明できると主張していた人たちがいました。 そんな人たちがでっち上げた政権が民主党政権。政治主導という考え方は、官僚が政策をゆがめているのだから、民意を正当に反映した国会議員が政策立案を主導したら日は絶対によくなるという考え方でした。そんなスローガンで政権を取った政党の統治下で、日という国がどういう体たらくになったか、ということはいまだ記憶に新ただと思います。 なのに、官僚が悪いと言えばすべての説明になっていると言わんばかりの言論を見ました。これ→ これじゃ待機児童ゼロなんて実現するわけがない!規制改革会議で見えた国民より社会福祉法人が大事な厚労官僚のホンネ|長谷川幸洋「ニュースの深層」 | 現代ビジネス まあ、長谷川という筆者の名前を見た時点でため息をついて、またこれかよ、と私などは思ったりするのですが、ちなみに私のブログで

    何でも官僚が悪いと言えば事足りるという古臭い言論 - 常夏島日記
  • 東京でシンガポール料理を食べられるお店 - 常夏島日記

    こちらの記事にインスパイアされました。 バクテー旨い。10年ほど前、高校の同級生がシンガポールで仕事をしていたので、何度か遊びに行ったことがあって、そのたびにうまい中華とうまい地元料理をたらふく堪能して、日に帰ったら体重が3キロくらいいつも増えていたのはいい思い出。奴が帰国して、なんか飲みたいねって話になった時、んじゃシンガポール飯でもおうや、って連れてってもらった店がいくつかあります。味は場にはちょっと及ばない感じもするけれど、でもなかなか美味しいものです。これから夏にかけて、にんにくと唐辛子がアジアンテーストでパンチを利かせてくれるシンガポール料理は、とっても楽しいです。雰囲気もいいしね。そんなお店を、思いつく限り挙げてみます。 シンガポール海南鶏飯 水道橋店 ジャンル:シンガポール料理住所: 千代田区神田三崎町2-1-1 美幸ビル 2Fこのお店を含むブログを見る | (写真提供

    東京でシンガポール料理を食べられるお店 - 常夏島日記
  • 金融緩和しても給料が上がらないと景気が上向かないは必ずしも正しくない - 常夏島日記

    リフレーション政策を理解している人であれば常識の範疇に属する話だと思うのですが、ニュース等でもしばしば誤解があるのであえて書いてみる。 いまどきのニュースなどを見ると、リフレーションで典型的に期待されているコースは次のようなもののように思われます。金融緩和→円安→輸出増→会社が儲かる→給料アップ→内需アップという経路。あるいは、金融緩和→資金調達が容易化→設備投資アップ→会社が儲かる→給料アップ→内需アップという経路。いずれにしても、会社が儲かる→給料アップ→内需アップという路線をやけに主張する向きがあります。しかし、実は、浜田教授が指摘しているように、この経路には実は結構な無理があります。個々人の給料アップというよりはむしろ失業率のダウンによるトータルとしての給料アップが期待されているのであって、個々人がもらう給料が増えること自体は、リフレーション政策の含意では必ずしもありません。 そう

    金融緩和しても給料が上がらないと景気が上向かないは必ずしも正しくない - 常夏島日記
  • 日銀の「量的・質的緩和」の導入 - 常夏島日記

    日銀のリリースを読みました。 素晴らしい。日銀は、総裁が代わってようやくやるべきことを、しかも大胆かつ明快に、周囲の予想を上回る形でやってのけました。 しかし、私は、ここから、物価上昇率2%への道のりはまだまだ長いと考えています。 日銀は、今時点でやるべきことをすべてやったと考えます。ただ、これだけの金融緩和を行ったら、いずれバブル的な資産価格の高騰や金融への一時的な混乱は避けられないと思います。一部の富裕層や幸運な投機家がわが世の春を謳歌することでしょう。その時の国民の不平不満は並大抵ではありません。お金の流れが悪い非効率な産業に手を入れることも必要になってくるでしょう。 これを、日銀に受け止めさせてはいけません。日銀はやることをやったのだから、その副作用は、政府や国民の側で受け止めるべきです。頑張った日銀に対し、頑張ったが故に責任を押し付けるようなことがあっては、日銀がますます守旧的な

    日銀の「量的・質的緩和」の導入 - 常夏島日記
  • 岩田規久男総裁が実現しなくて本当に良かった - 常夏島日記

    反リフレ政党となった民主党 - Baatarismの溜息通信というようなエントリも読みましたし、私は個人的な動機もあってリフレーション賛成なのですが、だからこそなおさら、日銀総裁に岩田規久男氏が就任しなくて、心の底からよかったと思います。 こちらのロイターの記事(日銀副総裁候補が当預付利に言及、岩田氏「なくてもいい」)とかもそうなのですが、岩田氏の発言は、余韻がなさすぎます。付利はなくてもいい、責任の取り方は辞職である、そこにほとんど紛れがない切れのいい発言です。 素人目には歯切れ良くて決意を示すわかりやすい言葉だと思うのですが、私は、こういう政治的役職に就くべき人の言葉としては、軽すぎる、と思うのです。例えば、2年で2%のインフレができなければ辞任するかも、という発言ですが、じゃあ仮に2年で1.8%のインフレだった場合、2年後の岩田副総裁はどうするのでしょうか。2%実現できなかったと言っ

    岩田規久男総裁が実現しなくて本当に良かった - 常夏島日記
  • 日銀は何も変わっちゃいない - 常夏島日記

    官房長官、日銀法改正「必要性なくなってきた」だとか日銀、2%の物価目標導入 無期限資産購入14年から:日経済新聞だとかって盛り上がってるみたいだけど、その日銀の発表の原文をよく読んでみましょうか。 日銀のプレスリリース(pdf)はこちら。産経新聞の引用はこちら。 注目点は以下のところです。 日銀行は、物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資することを理念として金融政策を運営するとともに、金融システムの安定確保を図る責務を負っている。その際、物価は短期的には様々な要因から影響を受けることを踏まえ、持続可能な物価の安定の実現を目指している。 日銀行は今後、日経済の競争力と成長力の強化に向けた幅広い主体の取組の進展に伴い持続可能な物価の安定と整合的な物価上昇率が高まっていくと認識している。この認識に立って、日銀行は物価安定の目標を消費者物価の前年比上昇率で2%とする。 日

    日銀は何も変わっちゃいない - 常夏島日記
  • 俺が好きな都内のカレー屋をまとめてみる - 常夏島日記

    ぼーっとはてなブックマークのhotentryを眺めてみていると、ふと既視感が。 べログで大人気!絶品ハンバーカーをべられるお店まとめ【都内限定】 | セレブスタイル ・・・・・ブックマーク数に驚きました。なんでべログにリンク貼ってファンシーな写真を載っけるだけでこんなにブックマークが集まるのやら。どう考えたっておかしいだろ! 私なんて、渾身の気合を込めて書いた会心のエントリが10でも20でもブックマークももらえたらラッキーとか大はしゃぎする零細ブロガーなんだぞ! それをなんだ、べログのリンクだけでなんだ! と憤慨したので、同じような記事を書こうと思ったのですが、以前ハンバーガーについては自分でもエントリを書いているので、今度は好きな都内のカレー屋さんをまとめてみました。 まず近所から。うちから徒歩で行ける*1ので愛してます。 嶮暮帰 ジャンル:インド料理住所: 港区西麻布4-11-

    俺が好きな都内のカレー屋をまとめてみる - 常夏島日記
  • 正義と反省を追及する日本の司法を支えているもの - 常夏島日記

    昨日のエントリで少し示唆した話なんですが、感想欄などを見るとやっぱり警察・検察を他人視して非難しているコメントが結構あって脱力したのであえて書きます。 この文章を読んでいる人の中で、以下のような考えは正しいと思っている人はいませんか? 新聞やテレビで、犯罪者が逮捕されたという記事を見ると安心する 裁判中に加害者を擁護するような言動は、被害者の感情を傷つけるから控えるべきだと思う 弁護士は犯罪を犯した人を守る仕事である 罪を犯したと周りから言われているくせに反省していない奴を見るとムカつく 逆に、罪を認めて反省している人がいれば、多少なりとも許してやるべきである こういう人は、「かけられた嫌疑を、早く認めてごめんなさい、すればするほど、課される制裁が軽く」なる日の司法システムと、それを運営している警察や検察や裁判所を暗黙の裡に支持しているのですよ。 逆に言うと、検察や警察、あるいは裁判所は

    正義と反省を追及する日本の司法を支えているもの - 常夏島日記
  • 大学が多すぎると考える企業側の論理を想像してみる - 常夏島日記

    つか、田中大臣の不認可問題の影にあるもの (内田樹の研究室)を読んでムカムカするような違和感を感じたからその違和感を吐露したいってだけなんですけどね。 この文章の、たぶん一つの明らかな嘘ないし思い込みは以下の点にあります。 中等教育の内容を理解していないものは大学に入学させないという縛りをかければ、おそらく現在の大学生の3分の2は高卒で教育機会を終えるだろう。 そうすれば毎年数十万の低学力・低学歴の若年労働者が労働市場に供給されることになる。 財界人たちはこれを待ち望んでいるのである。 この最下層労働者群は信じられないほどの時給で雇用できる可能性がある。 田中大臣の不認可問題の影にあるもの (内田樹の研究室) この文章の大前提として、給与は、その人が身に着けた教育に応じて支払われるという、教育者らしいナイーブな思い込みがあるように思われます。 実際はたぶん、そうではない。 今の日の産業構

    大学が多すぎると考える企業側の論理を想像してみる - 常夏島日記
  • 雇用の流動化は全てを救う? - 常夏島日記

    「社内ニート」20代に急増中 (web R25) - Yahoo!ニュースを読みました。 あー、うちの会社にもいるわ。っていうのが第一感。上司とのかみ合わせが悪かったり、上司がむやみに見切りが早いタイプだったり、人が変に意識高くて「なんで僕がこんな仕事しなきゃいけないんですか」的な言動があったりとかで、1年ほどして仕事が回ってこなくなって社内ニート化するパターン。まあ3年ほどたったらメンタル病んで休みに入るわけですが。 しかしそれにしても 「人員が過剰になっても簡単に解雇できない雇用法令も、社内ニートを増やしている一因でしょうね」そう語るのは日人事経営研究室株式会社の代表取締役・山元浩二さん。日では整理解雇の条件が厳しく規定されているため、企業が過剰人員を抱え込まざるを得ないというわけだ。 「社内ニート」20代に急増中 (web R25) - Yahoo!ニュース というコメントはひ

    雇用の流動化は全てを救う? - 常夏島日記
  • 技術流出を心配する前にやるべきこと - 常夏島日記

    【主張】技術流出 官民で阻止する態勢作れ - MSN産経ニュースとかという記事を読んで笑っちゃったので。 だいたい、何人かの技術者を引き抜いて、週末に働かせれば技術が盗めるとか、そう簡単な話だったら、小規模の日の同業者がトップ企業の技術者の二番手三番手を引き抜いて、いきなりメジャーになれてますって。技術者を引き抜いて、新たな技術を作り出せる優秀な技術者には以前在籍していた日の会社とは比べ物にならない厚遇をして、そうでない技術者はあっさり首を切って、そしてそういった優れた技術者がクリエイトした技術を生産に結び付ける基盤があって、それで初めて「技術流出」が可能になるわけです。そういった態勢を作ることができた韓国の経営者の手腕こそが問題なのだと思います。なんだか秘密保持契約とかそういう小手先の芸で技術流出を防げると思っているのはお気楽すぎると思います。 実際、私の周囲でも韓国にスカウトされて

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  • 橋下氏の維新八策に日銀改革が含まれない理由 - 常夏島日記

    2015年の春ごろに日消沈: 極東ブログを読んだところで、妄想的な一歴史解釈を書いてみる。 大阪維新の会による「維新八策」最終案の全文(参照)が出たので読んでみたのだが、正直、皆目意味がわからなかった。なにより、日銀改革に言及してない点が不思議ですらあった。 2015年の春ごろに日消沈: 極東ブログ とのことですが、まあ正直、日銀改革に関しては、書かれても不思議はないけど、たぶん書かれないんだろうな、くらいに思っています。 橋下氏の「八策」を見れば、見る人が見ればほとんど作者が透けて見える世界で、これは、ほぼ小泉改革の初期を担ったブレーンの人たちとほぼ同じ物言いだと私は理解しました。一昨日書いたエントリでいうと、橋下氏は、中曽根康弘―橋龍太郎―小泉純一郎とつながる「戦後政治の総決算」路線の嫡子として認められつつあるということであり、その路線を担った人間集団の中核的な人材の少なくとも一

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  • 漁師と億万長者の話で得るべき教訓は間違っている - 常夏島日記

    お金持ちの不思議。 : ひろゆき@オープンSNSに書いてあるこの話なんですけどね。 メキシコの田舎町。海岸に小さなボートが停泊していた。 メキシコ人の漁師が小さな網に魚をとってきた。 その魚はなんとも生きがいい。それを見たアメリカ旅行者は、 「すばらしい魚だね。どれくらいの時間、漁をしていたの」 と尋ねた。 すると漁師は 「そんなに長い時間じゃないよ」 と答えた。旅行者が 「もっと漁をしていたら、もっと魚が獲れたんだろうね。おしいなあ」 と言うと、 漁師は、自分と自分の家族がべるにはこれで十分だと言った。 「それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」 と旅行者が聞くと、漁師は、 「日が高くなるまでゆっくり寝て、それから漁に出る。戻ってきたら子どもと遊んで、 女房とシエスタして。 夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、 歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」 すると旅

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  • 消費税は財務省の悲願、という評論の陰に隠れて政治家は何をやっているか - 常夏島日記

    官僚が悪だくみをしてる、って言えば事情通のように政治を語っているように聞こえてしまうのは、日政治経済における一つのたちの悪い土壌だと思います。これは別に最近の話ではなくて、昭和の時代からそうだったのですが。 さて、そんな「事情通」な言論を見つけました。財務省の財務省による財務省のための消費税増税 - Baatarismの溜息通信。この評論のメインは以下の文章です。 このように財務省が増税を行う目的が自らの利権のためだと考えれば、財務省が増税にこだわる理由が分かるように思えます。 財務省の最大の権力は予算を決定し、財政を左右する力です。従って、増税を行って自分たちが使える財布を膨らめば、それだけ権力が増すことになります。 しかし、ここで一つの疑問が出てきます。財布が膨らめば良いのであれば、増税をしなくても景気を回復させて税収を増やしても良いのではないかという疑問です。 しかし、景気が回復

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  • 日銀券ルールは何のために存在するのか - 常夏島日記

    この記事を読みました。 日銀が14日発表した営業毎旬報告(10日時点)によると、日銀が保有する長期国債の残高は80兆9697億円となり、銀行券(紙幣)の発行残高である80兆7876億円を初めて上回った。 国債保有額の内訳は、金融機関から残存期間別に買い入れるオペ(公開市場操作)による分が66兆4709億円、包括的な金融緩和策として導入した基金による買い入れ分が14兆4988億円。 日銀は財政規律の確保やオペを柔軟に行えるようにする目的で、長期国債の保有残高を銀行券残高の範囲内に抑える「銀行券ルール」を定めている。基金による買い入れ残高は同ルールの対象外としている。(略) 日銀、長期国債の保有残高が銀行券発行残高を上回る 10日時点  :日経済新聞 「日銀は財政規律の確保やオペを柔軟に行えるようにする目的で」って何なんでしょうねぇ。財政規律の確保を行うべきなのは、内閣における財務省であり、

    日銀券ルールは何のために存在するのか - 常夏島日記
  • 政府にお金を貸している人の正体 - 常夏島日記

    昨日書いたエントリにつきましては、多くの方に読んでいただいてありがとうございます。もとになったLife is beautiful:日国の財政状況を家庭にたとえてみるともそうですし、昨日の私のエントリの感想欄の人たちもそうなんだと思うんですが、日政府の負債残高が大きいのが問題だし心配だっていう心情が強いんだろうなとつくづく思いました。ちゃんとその借金は返せるんだろうか、そういう心の声が聞こえるような状況です。 さて、では、こんなに日政府の負債残高が大きいのは、そのお金を貸してくれる人がいるからです。別の言葉で言えば、Life is beautifulの人や昨日の私のエントリを批判的に読んでいただいた方のような賢い人たちは、日政府がちゃんとその借金を返せるのか懐疑的なわけですが、その半面で、0.何パーセントのような低い金利でお金を日国政府に貸しても貸し倒れしないよ、と豪気な気持ちでお

    政府にお金を貸している人の正体 - 常夏島日記
  • 家計と国家財政を比較するときは正しく比較しましょう - 常夏島日記

    以前にもこんな記事を書いたのですが、家計と国家財政の比喩を間違って使っている人が見つかったので、正してみましょう。 Life is beautiful:日国の財政状況を家庭にたとえてみると (略)日国の財政状況を一般家庭に例えてみた(参考文献)。 収入(年間): 460万円 出費(年間): 903万円(219万円が借金の返済、684万円が生活費) 借金(累積):9000万円 Life is beautiful:日国の財政状況を家庭にたとえてみると いやこのたとえは抜的に間違ってますから。借金の相手方と、出費の相手方を間違ってますから。 もう少し正確に書くとこうなります。 お父さんの一家(日国民)は毎年、稼ぎ(GDP)が4760万円あります。 一家のお母さん(日国政府)は、毎年、お父さん一家の稼ぎの中から460万円の家計費をもらっています。 おうちのやりくりは大変なので、お母さん

  • 評価経済って、そんなに新しい概念なの? - 常夏島日記

    「僕らは評価経済の高度成長期に入った」 週刊東洋経済インタビュー ノーカット版掲載! - 岡田斗司夫公式ブログを読んで、どうしても不思議だったので不思議なところをありのまま書いてみる。評価経済について知識も見識もあるわけではないので、認識違いがあったら教えてください。 ――改めて「評価経済」とは。 評価が通貨のように流れる社会。 評価経済と評価社会とは違う。古代中国は評価社会。 おカネがあっても、家柄や名声がないと何もできない社会だった。 と書いてあるのですが、評価が通貨のように流れて、評価の多寡によってさまざまな便宜が社会から提供されるというのが評価経済ということであれば、それは評価社会とどう違うのだろう、と思います。 この文脈だけ見れば、評価とお金が交換不可能な社会が評価社会、というわけですよね。もし評価とお金が交換可能なのが評価経済ということであれば、結局はその評価の価値のものさしは

    評価経済って、そんなに新しい概念なの? - 常夏島日記