東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma サブスクでは読書記録つけてます。無料公開は宣伝や雑談が中心。政治的な話題や炎上しそうなコメントもサブスクに書くようにしています。けっこう充実しているとの噂。そっちもよろしくお願いします。 バナーは3月30日に行われる「ゲンロン友の会総会」のポスターの一部。
![ドイツではADHDの子どもたちに砂入りベストを着用させるらしいがそれは許されるのか?→ちゃんと意味のある方法であるらしい](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e8ef0aea5f9de170584bacd5a80cbec1496a05f7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fs.togetter.com%2Fogp3%2Fe57b7ba735d137ad8727baa6e604abf2-1200x630.jpeg)
文学通信|多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出す出版社 日本語・日本文学の研究書を中心に、人文学書全般を刊行する出版社、文学通信のブログ。 文学だけにこだわらず周辺領域も含め、意欲的に刊行していきます。 出版活動と同様に、webでも積極的に活動することで、多様な情報をつなげ、多くの「問い」を世に生み出していきたいと思います。 〒113-0022 東京都文京区千駄木2-31-3 サンウッド文京千駄木フラッツ1階101 電話03-5939-9027 FAX03-5939-9094 info@bungaku-report.com インボイス登録番号:T4011501023591 2023年9月30日、ジュンク堂書店池袋本店で開催された『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』(岩波書店)刊行記念イベントでは、著者の小野寺拓也さん、田野大輔さん、そして『土偶を読むを読む』(文学通信)編著
ここ数年、「ジョブ型雇用」という言葉が急速に広まっている。 みなさんも、ニュースでよく耳にするんじゃないだろうか。 ジョブ型は各仕事に対し、適したスキルを持った人を割り振っていく。 日本のメンバーシップ型はその逆で、まず人を採用し、その後割り当てる仕事を決めていく。 メンバーシップ型を成立させていた年功序列や終身雇用といった前提が崩れたいま、世界と戦っていくためにも、日本はジョブ型に切り替えるべきだーーという主張は、少し前からのトレンドだ。 ただこのジョブ型採用、どうにも誤解されているというか、「上澄み」を基準に議論しているような気がしてしょうがない。 みなさん、ご存じだろうか。 ジョブ型における「底辺」が、どんな生き方をしているのかを。 ジョブ型=生産性&競争力が高い専門家集団? 『2040年 「仕事とキャリア」年表』という本で、ジョブ型はこのように書かれている。 メンバーシップ型雇用を
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 2022年はChatGPTやAI画像生成など面白いサービスが出てきてすごく興味深い1年でした。 こういったAI系は引用元など色々問題提起あったりしますが、世の中の技術がまた一歩進んだ感じがしてわくわくしています! 本題 話は変わるのですが、ドイツで生活してそれなりに経つのに未だにドイツ語の電話が苦手です。 長く住んでる友達ですら「電話は苦手!」と言うので、私は一生成長できないのでは?と感じています。 結局言語なんて伝わればいいんですが、「本当にこのドイツ語文章であってる?もっと良い言い方はないのか?」という日々細かい疑問があり、それを気軽に相談できる人がほしいと考えてました。 そこで見つけたんです…… ChatGPT様だ! https://chat.openai.com/ ChatGPTはOpenAIがリリースした対話型のA
フランス国内において無償提供されている学校・学生用Microsoft Office 365がEUの一般データ保護規則(GDPR)に準拠していないとして、フランス国民教育省が教育機関に使用停止を要求しました。 Question n°971 - Assemblée nationale https://questions.assemblee-nationale.fr/q16/16-971QE.htm Le ministre de l'Éducation nationale ne veut pas de Microsoft Office 365 ni de Google Workspace https://siecledigital.fr/2022/11/17/le-ministre-de-leducation-nationale-ne-veut-pas-de-microsoft-office-3
山田安珠🇩🇪🇫🇷 @anju_yamada @geina100 大学は一般教養や語学、先行研究含め視野を広げて正解のない問いを見つけて答えを考える場、すぐには役立たないことに取り組む場(そのための手段としての専門知識であり目的ではない)みたいなイメージでした☺️あ、でも医学はすぐ役立つし、答えのある問いに正解する能力も有用ではありますよね。 2022-10-21 08:01:47 雨宮@『日本人とドイツ人』新潮新書 @amamiya9901 これは本当にそう(ちなみに授業料は州によってはちょっとかかる) 大学に行かない人は職業訓練(日本の専門学校的なやつ)受けるから、すみわけしてるって感じ 大学に行ったほうがキャリア的にいいことが多いけど、社会人になってから学位取得とかもできるし、「大学の学位」の価値がいろいろ違う twitter.com/geina100/statu… 2022-
7月8日に安倍晋三元首相を銃撃した容疑者が、犯行の動機として「母親が旧統一教会に多額の献金をしたことで家庭が崩壊した。安倍元首相が統一教会に近い人間だと思い襲撃した」と話したことから、日本では最近、新興宗教にスポットが当たり様々なメディアで報道されています。 政治や宗教の話は「あいさつ代わり」のドイツ 日本では日常生活の中で人とかかわる際に信仰について話すことはあまりありません。 筆者はそれが特に問題だとは考えていませんが、その一方で、日本人から「海外では政治と宗教の話はタブーなんでしょう?」と聞かれると戸惑います。なぜなら筆者が出身のドイツについて、それは当てはまらないからです。 たとえば近所の人と雑談をする時、天気や家族の話をすることは普通ですし、話が政治家の悪口に及んだりするのも「よくあること」です。 宗教の話も特にタブーではありません。 「自分はどの宗教を信仰している」と直球で言わ
ドイツ語圏の教育現場が直面している状況 今年3月9日、ドイツの連邦教育大臣ヴァツィンガー Bettina Stark-Watzinger は、ウクライナからの子どもたちの受け入れ問題は「至急解決する必要がある。その際、避難してきたウクライナの教師も助けようとするであろうし、できるだろう」(Politik bereitet, 2022)と発言し、ウクライナ人教師のドイツの学校での起用を提案しました。 ロシアからのウクライナ侵攻から二週間もたっていないのに、ドイツの教育界トップが、よく知らない他国の人材を公教育の場に起用すべきと提案したことは、一見、唐突で軽率な物言いのように感じられます。しかし、違う見方をすれば、ドイツの教育現場がいかに差し迫った問題を抱えているのかを示しているともいえます。 ロシアのウクライナへの攻撃が始まって以来、母国から避難してきたウクライナ人の避難先は、ポーランドが中
2017年、ベルリンに暮らすマルコと名乗るドイツ人男性は、幼少期に会った覚えのある大学教授の写真を新聞記事の中で見つけた。最初に気づいたのは、その薄い唇だった。ほとんど見えないほど薄い唇が、子供心にも不快だったことを思い出す。 そして記事を読んだマルコは、写真のヘルムート・ケントラー教授が、ドイツを代表する著名な性科学者であったことを知って驚いた。その「ケントラー実験」に関する調査記事によれば、ケントラーは1960年代後半から、育児放棄された子供たちを小児性愛者の里親のところに送り込んでいたという。 実験はベルリン州政府によって認可され、資金援助もされていた。1988年にケントラーが州政府に提出した報告書には、実験が「完全な成功」だったと記されていた。 マルコは里親の家で育ち、その養父は頻繁にマルコを連れてケントラーの家を訪ねていた。マルコは現在34歳。1歳の娘がおり、育児を中心に日々過ご
【特集】ドイツの若者は慰安婦問題を扱った映画「主戦場」をどう見たか 「歴史を知る」。それは「問い続ける」ということ By 佐々木田鶴 セミの声がやかましく感じられる季節になると、戦禍と原爆の犠牲になった方々への追悼の日々がやってくる。戦後70年余り―日本人は何を学び、どういう日本を目指してきたのか。日系アメリカ人のミキ・デザキ監督制作で慰安婦問題を扱ったドキュメンタリー映画「主戦場」は、その答えを求めて、見る者の心を激しく揺さぶる。国内でも一部ではロングランとなっているようだが、韓国はもとより欧米各地でも上映要請が相次いでいる。日本と同じように、敗戦国としての戦後を過ごしてきたドイツの若者は、この映画にどう反応したのだろう。 ▼驚き、そして困惑 日本ではさまざまな感想や評価がある「主戦場」。映画が上映されたドイツのデュイスブルク大とデュッセルドルフ大を訪れると、話を聞くことができた人々の大
ドイツに移住してからというもの、何度もカルチャーギャップを体験した。 そのたびにびっくりしていたわたしだけど、驚いたのは日本とドイツとのカルチャーギャップだけではない。『自分が思い描いていたドイツと実際のドイツの乖離』にもまた驚かされた。 もっとかんたんにいえば、わたしはドイツを誤解していたのだ。とくに、働き方に関して。 わたしはドイツに来た当初、よく「日本は長時間労働だけどドイツには残業がないからいいよね」なんてよく言っていた。 それに対するドイツ人の反応は予想外のもので、100%「ドイツにも残業はある」と返ってくるのだ。たぶん30人以上とことやり取りをしたが、答えはいつも同じ。 労働研究所の職員の方に取材をさせていただいたときも、「ドイツに残業がないなんて言われているんですか? どうして?」と逆に驚かれたほどである。 どうやら、わたしが触れてきたドイツ情報は、理想化されすぎていたらしい
周知のとおり日本の介護現場は、人材不足が顕著となり深刻な状況である。とくに、雇用状態が良好であるため、さらなる人材不足が加速化しており、介護施設ではニーズがあるものの、入居者への対応がかなわずベットを空けた状態となっているケースが珍しくない。 そこで、大きな期待が寄せられているのが外国人介護士の採用である。これまでEPA(経済連携協定:Economic Partnership Agreement)による外国人介護士受け入れ実績はあったものの少数の枠組みであった。しかし、2017年11月1日の「外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律」(技能実習法)の施行によって、外国人技能実習制度の対象職種に介護職種が追加された。これによって多くの外国人介護士が日本で働く可能性が高くなる。 その意味で、日本よりも先行して介護保険制度を実施しているドイツの現場を視察することで、筆者は外国
先日、大学を去る友人の最後の講義を聞きに出かけた。東京から離れた地方の大学を支え続けてきた友人の最後の講義は、彼の研究の話ではなく、30年にわたる自らの経験をもとに、日本の大学を高いレベルに保つためには、何をすべきかを、若い人たちに熱く語るものだった。 講義で友人は、どんな状況にあっても大学は長期視野に基づく優れた計画のもと自らを変え続ける必要があることを訴えていたが、講演の最後に、このような努力を無にしてしまう政府の見識の低さが最近目立ち始めたことを嘆いていた。その例として友人は、安倍首相が2016年OECD閣僚理事会で行った演説の一節を引用していたが、それを見て私も驚いたので、もう一度英語と日本語の両方を読み直してみた。 安倍首相のOECD閣僚理事会で行った演説この演説は、アベノミクスをはじめとする様々な改革と集中投資で日本経済は生まれ変わったことを強調する内容だが、その中で政府が目指
先日読んだ大前研一さんのBLOGOSの記事がウソばっかりだったので、Facebook上で怒涛のツッコミをいれました。お相手が大御所だったということもあり、著名人含め多くの方がわたしの投稿を読んでくださって、100回以上シェアされています。 多くのリアクションをいただいたので、「ちゃんと記事にしよう」と思って、もう一度全力で反論、訂正します。 個人的に大前さんを叩く意図はまったくないのですが、多くの人が正しくない内容の記事を読み、信じてしまうのを防ぎたいと思います。 大前研一さんのデマ記事に反論します 出典:大前研一「入試なし。猫も杓子も大学、の逆を行くドイツ式教育」 大前研一さんが、『大前研一「入試なし。猫も杓子も大学、の逆を行くドイツ式教育」』という記事を書いていました。 記事冒頭には「本連載では大前研一さんの著作『日本の未来を考える6つの特別講義』より……解説します」、記事の最後には「
私の場合は、日本で学生だった頃、日本で「アート」と呼ばれているものに違和感を感じ、海外での「ART」との大きな違いに興味を持ったことが留学を考えるキッカケでした。そして、日本ではなく海外で今後もずっと長く制作を続けて行くために、現地で評価される力を身につけようと思い、留学を決意しました。 この5年、学生の間に卒業後このままドイツで活動を続けていけるような地盤を作るために、制作も展示の機会もできる限り積極的に取り組んできました。その活動の中で感じたことを今回はみなさんと考えられたらいいなと思います。 ドイツの美大と、日本の美大のちがい 現在私は、ドイツのBurg Giebichenstein Art Universityで絵画とテキスタイルアートを勉強しながら、作家として活動をしています。現在は契約ギャラリーに所属し、国内外のアートフェア、展示会に参加しています。
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