6月26日の深夜から明け方までの数時間、福島第一原発上空に現れた発光体。不規則な動きを繰り返し、時折強く光るのが確認できた(JNN福島第一原発情報カメラを録画した大沼氏のYouTubeより) 福島第一原発上空に謎の光が現れて、数時間とどまって消えた――。6月下旬、動画サイトにアップされたその映像を見てみると、確かに原子炉上空を複数の光が飛び交っていた。これはヘリなのか? それともドローン? 謎の光の正体を突き止めるべく、追跡取材を試みた! ■深夜に突如現れ、夜明けとともに消えた発端は、ジャーナリストで福島第一原発(以下、第一原発)ウオッチャーの大沼安史氏が観察していた6月26日深夜のJNNライブカメラだった。この定置カメラは24時間、第一原発の様子をインターネット中継している。大沼氏が次のように説明する。 「原発構内は夜中ライトアップしているため、私は夜間帯でもよくこの映像を見ています。こ